第一部 天の教え
第九章 共産主義(悪魔のイデオロギー)

六節 共産主義が人間の精神に齎したもの
「JI」89年9月号初出 ラファエル様メッセージ全文
「今テレビや新聞などのマスコミを最も賑わしているのは、
自民党政府新内閣発足と海部新首相の"対話と改革"に向けて着手のニュースと、
埼玉県に発生した一連の幼児誘拐殺人が、
どうやら同県近く東京都西多摩郡に住む印刷業経営者の息子(注。宮崎勤のこと)で、
自閉的な性格の青年によるものらしい。
 しかし、一つの事件のみ青年が自白し、後は状況証拠のみの推測、分析、検証の繰り返しで、
残りの三件の立証はまだ出来ていない段階の報道です。
 [現在殆ど物証が揃ってきているようです(九月一日)。]

 まず後者について考えられるのは、女子高校生を誘拐、リンチ殺人の末、
コンクリート詰めにした共産党員の息子と、その遊び仲間で共犯者との共通性であり、
最近の全国に多発のウサギやネコなど弱い動物を惨殺するケースとの心理的関連です。

 奇妙に男子で弱者の殺傷は殺人者自身がいじめられて、
その憤懣を下位の者に打(ぶ)つける
場合が多く、
又、いじめられるタイプは内攻的で、ストレスの発散解消法を知らないか、出来ないから、
遂に究極的な破壊
ー 殺人又は幼児に等しい無抵抗な動物(ウサギなど)を殺して、
一時的な狂気の衝動を瞬時に発散、解消してしまう。

 そういう精神症状が見られるのです。
 社会の病的嗜好と歪みが作り出す、フロイト
(モーセ様本体)に言わせれば、
"リビドーの発散"という現象でしょう。

 人間社会に住むから、
このストレスは九九%対人関係の歪みやひずみから生まれ、蓄積されたものですが、
特に昨今のリベラル礼讃の傾向から"性の解放"といったスローガンで、
男性好みの過剰な興味本位の表現が、青少年から成人男女(老年も含め)に与える悪影響は、
つとに気持ちの余裕を失くし、殺伐とした病的な性格を作り上げております。

 これは欧米のリベラル思想とその影響を受ける青少年や一般人にも言えることで、
(左翼的)マルクス・レーニン主義の信奉と実践に他ならないもの。
 このような自由主義社会の人心の退廃と絶えざる闘争をかき立て、
内紛による家庭と国家の弱体化、崩壊を目指しているのです。
 "性の解放"運動なるものは、人間の高等感情即ち情操の育成とは関わりなく、
大脳旧皮質の生命への執着が、

人間以外の動物や植物によってストレートに表現される
弱肉強食"正にその生存競争の強化訓練とでも言えるでしょう。
 "人間であることを放棄させる"運動でしかありません。

 愚かの限りです。

 リベラリズムの他の面 ― "女性解放"の動きは確かに良い面もあります。
 男女共にそれぞれ性格の一長一短があり、
それを補い合う社会がバランスの取れた平和で健全な社会と成り得るからです。

 その点から見て
今回の自民党の海部新内閣は老若男女混成の理想的な組織であり、
しかもそれぞれに有能で、経験と知識に欠ける閣僚は一人もいない。
 知的レベルの高い智恵者の集まりと言えます。
 スローガン通り、"対話と改革"を貫くならば、
土井たか子女史の偏見と独善による発言の"表紙が変わっただけで中身は同じ"
といった軽薄な内閣ではあり得ないでしょう。
 天上の者は大いに期待しております。

 私はもっと女性閣僚を増やしても良かったと思っております。
 自民党の女性議員が、
他党の一点のみに固執して他に耳を貸さないヒステリックな女性議員に比して、
如何に性格、人格共に公正で寛容。旨みがあり、賢明であり、人間としても魅力ある人々か ー
いずれ判ることでしょう。
 リベラル思想のタレント議員や左翼支持のニュースキャスター及び有名人(女性)などの
自己顕示過多の面が見られないことが、人間としての巾の広さに通ずるものがあり、
内面の魅力を増すものなのです。

 土井たか子女史がマルクス・レーニン思想を信奉し、左翼を肯定し続ける限り、
彼女の偏狭で愚かな独善性と、良識的な人々に与える不快感は是正されないでしょう。

 唯一の自由主義保守派である英国の女性首相、サッチャー女子を除いて、
他の女性首相は総て偏狭で、
国の繫栄と国民のあらゆる階層の自由と幸福を齎し得る能力は持ち合わせて居らず、
又、現在まで成功してはおりません。将来も同じです。
 彼女等がマルクス・レーニン思想以上のものに目を向けず、又向ける能力がないからです。

 衆院議員選直前にマスコミに報道された、一般人の"自民党が良い"とした意見に、
"めんどりが鳴くと国が滅びる"と言った人がありましたが、正にその通り。
 自らの所信のみを強引に通し、力で他を押さえ付けようとする他党の態度は、
土井たか子氏も含め他党の女性議員に顕著で、彼女らが首相の地位を獲得するならば、
事の一面しか見えない視野の狭さにより、早晩国が滅びるのは動かし難い事実となるでしょう。
 そのような女性に追随する男子も同様の性格、思考の持ち主。
 国を滅ぼす為の黒幕か、愚かなめんどりの道具でしかないのです。」

天上界からのメッセージ - 神から授けられた正法