第二部 「天国の証(78年8月出版)」より
巻頭
詩 最後の審判 千乃裕子

神の声を聞き、神を見しものが、盲いて、光りに歩まず、
ついには離れゆく時、天は涙す。

生まれしときより慈しみ育てし人が、その手を離るる時、
天使は悲しみに憂う。

神は人々と共に喜び、憂い、苦しみ、歎き給うた。
その果てしなき年月を一顧だにせず、
人は神を見棄てんか。神の子である人は。
苦しみの時、悲しみの時求めた神は
いつも救いの手を伸べて側に居給うた。
その愛深き神を棄てて、人は何処へ行かんとするか。

人々よ、悪に魂を委ねんと志し居るか。
神の声を聞けと、天の使いは呼びかけ給う。

自ら伸べられし手をつかみ、救われよと ー