「 JI 」81年6月号 「信じるということについて」 ラファエル様
(「天上界メッセージ集(84年7月初版)」136頁掲載)
信じるということについてお話ししましょう。
愛するということと信じるということは同じ一つのものから出ています。
愛は感情ではなく最上の理性の現れであるように、
信じるということは無条件の服従を意味せず、心の内に立てられた確信を言うのです。
神を見ずに信じるのが神への愛である、とイエス様は仰しゃいました。
雰囲気のみでこのメッセージを受け取ってはいけません。
神を見ずに信じるというのは、あなた方の人生と生活の中で、
自分の心の内に、他人の性格の内に、"神"を感じ悟り、識るということなのです。
神は如何なるものか、天上界とは如何なるものか。
霊能者のみではなく、すべての人が知り得るものなのです。
宇宙の法則は愛であり、神である。
己を犠牲にして他に尽くすのは愛の一つの姿です。
何かを守ろうとする為に行動するのが愛の現れの本質なのです。
その為には勿論、深慮が必要です。正見正思、中道も必要です。
そして愛とそれ等悟りの手段が一体となって人に備わった時、
パニャパラミタが開いたと言います。
義はここに正しい方向付けをなされ、神がその人に宿ると言われるのです。
信じることにより人は苦悩や懊悩から逃れることが出来、
又信義により互いを守り、保護することも出来ます。
信義は苦悩や懊悩を超え、害や悪を打ち負かす為の防壁でもあり、
建設的な考えを持つ者の精神なのです。
信じるというのは、内に籠るものではなく、それだけで外に向かって出ざるを得ないものです。
愛がその人を善へと駆り立てるように、信も又、人を義へと走らせるのです。
(八十一年五月十六日 口述筆記 土田展子)