「JI」89年11月号 「女性に媚びるフェミニスト(左翼)の真の狙い」 ミカエル大王様
 今年七月の衆議院選挙で自民党議員が大幅に敗退して以来、野党と左傾マスコミは
"消費税"なる語の解釈を歪めるだけ歪めて、国民の良識と政治感覚を惑わせ、
自民党の政権担当能力を過小評価し、国民が自民党の恩恵に目を向ける暇もなく、
中傷と不当、不適正な非難で自民離れを促進しようと日夜虚言、妄言を振り翳し、
マルクス・レーニン理論の実践に勤しんで居りますが、
人間の本質というのは、
どうしてこうも真に自分達を保護し、安泰な生活を保証してくれるものに反撥するのでしょうか。
 私は何時も失望と戸惑いを覚えます。

 市民の警察への不信、自衛隊への偏見、軍隊、軍人への嫌悪、
そして正しい意見や論議への反撥と反感 ー
そこには悲劇的な目で見れば、生態の構造そのものの大自然を共有する弱点が見えてくるのは
真(まこと)に情けない限りと言わねばなりません。
 只、それがどのような弱点かは、左翼思想の破壊主義者に悪用されるだけであるので、
お話しすることが出来ませんが ー 。

 もう少し一般的に理解出来る論点を選べば、十月十日のサンケイ正論に、
エッセイストの木村治美さんなる女性が
"女性に迎合しすぎる男性たち"というタイトルで
消費税問題と女性の無知、無理解そして理不尽な自民党政府への非難と反駁。
 女性の誤解に基づくものと判っていながら、
それを正そうともしないNHKの男性キャスターと男性パネラー達。
 詰まりは男性が女性に迎合的で他を意識しておもねるような態度に出る。
 それが事を歪め、女性を筋違いの怒りに駆り立て、
社会が正しかろうと誤っていようと女性優位の方向に走ってしまう。
 真に女性が望むのは"男らしい男を期待し、甘やかす男は求めていない"、
何でも言いなりになるフェミニストは嫌いだといった趣旨の事を書いておられました。
 なるほど至言です。
 自民党女性議員が賢明で奥床しい(他の保守的な(政治政党でない)社会も勿論そうです)のは、
男性も賢明で、女性を正しく教え、育てて、良きパートナーとして協力し合う知恵を持ち、
女性も男性にそれを求める謙譲さを備えているからでしょう。

 女性の愚かしさを助長させ、且つ煽り、自分達の野望を貫く為に、
社会を破壊する道具とするのは最も卑劣なマルクス・レーニン主義の男であり、
又、迎合するのがフェミニズムと思い込むのは

左翼思想にも迎合する信念なき愚かな男性諸氏でしょう。
 そういった男性達が、土井たか子女史のような人物を盛り立て、
あまつさえこの国の首相として据えようとするのです。
 賢明な女性は彼等の道具として用い得ないし、
反論を許さない詭弁に惑わされて賞讃する自主性のない男性も多々あるのでしょう。
 情けないことです。

                  (八十九年十月十日 口述筆記 千乃裕子)

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