「JI」87年6月号 「弛緩した精神に蒔かれるリベラリズムという悪魔の種」 ラファエル様
 今月は驚くべき事柄を知らされましたが、以前に私がロック・ミュージックとして、
ビートルズ程度のものは好ましいが ー と発言した責任上、触れずには済まされないので、
やはり取り上げることにしました。
 私自身麻薬について興味がある訳ではなく、
又、ビートルズの曲の一つ一つについて歌詞を研究したということでもないので、
ジョン・レノンと小野ヨーコ夫妻が一際享楽的な生活を送っているとは聞いておりましたが、
これほど退廃的で腐ったリンゴのような曲を作り、演奏していたとは知りませんでした。
 やはりリベラリズムを提唱するような人々は、表面的に人を惹き付けるものを多く持っていても、
サタンに仕える邪道を歩む者であり、神の光りを喜ぶ者には無縁で、
避けて通らねばならぬ類の人々であることがはっきりしました。

 ヨガの行者に遭い、神に背を向けた時から、ジョン・レノンは悪魔の誘惑に屈し、
リベラリズムから人間のあらゆる退廃を喜ぶ共産主義へと堕ちていったのでしょう
)。
 
美しい曲を書ける才能を持ちながら、悪魔に操られる青年として生涯を閉じたことは、
哀れな運命だと言わざるを得ません。
 私自身が神の使いとして天上に住みつつ、
悪魔の歌を満更悪くもないと感じていたことは真に恥じ入るべきことです。
 心からお詫び致します。

 あなた方も、常に心して、サタンの甘い言葉とささやきに惑わされぬよう
理性と知性を駆使し、知恵の楯により、自分を守って下さい。
 
神に従い、神の道を行こうとする者には、
必ずサタンが忍び寄り、誘惑の手を差し伸べます。
 昔は天使も堕落せしめられたものでした。


 
ましてや天に今住んでいるのではない、
しかも神の戦士であるあなた方への惑わしは、想像を超えて遥かに多く、

片時も警戒を緩めず、悪魔の企みを鋭く見抜く知恵を働かせて
罠を避けて通らねばならないのです。
 
 罠はどのような形で仕掛けられるか、一例としてお教えしましょう。
 英語を学ぶ(興味のある)人なら、
必ず一度は手にする『タイム』という英文週刊誌がありますが、
これははっきりした目的で左翼編集人によって発行されるもの。
 如何にも公正な内容に見えますが、中道マスコミと同様の手法で、英語で表現すると、
〝Liberal and Soft on Communism″のマガジンということになるのです。
 九十一箇国で発行し、六〇〇万部売るそうですから、共産主義を伝播する悪魔の謀略は、
魂の奴隷である人間の手を介して限りなく広がろうとしているのです。
 『タイム』のみならず、『英文毎日』、『ジャパン・タイムズ』など、
日本人編集による英字新聞も総て左傾し、英語を通じての文化交流は、
国際共産主義が自由陣営の言論の自由の扉を閉ざしているのです。
 その行き着く所が何処であるか、あなた方にはよくお判りでしょう。
                    (八十七年五月十五日 口述筆記 千乃裕子)

注。
 プライマル療法(悪魔的な思考から生れたものであり、この療法を生み出した治療者自らが
ジョン・レノンの治療に当たる様に仕向けた存在もまた同様です)
なる精神治療を受けることで、心の底に蠢(うごめ)く感情を解放したジョン・レノンは、
正しく理性の箍(たが)を外すことで、偽我による心の支配を許したのです。
 偽我の感情から伝わる悪の波動が悪霊を呼び込んだのでした。
 その時から彼は悪霊に支配される者となったのです。)



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