「JI」86年12月、87年1月合併号 「天の方針」 ガブリエル様
 私達があなた方と共に居り、真に世界の平和と繁栄を目指して悪と戦いつつ、
茨の道を歩むようになって、早や十年の歳月が流れ去りました。
 毎年クリスマスには大阪の集いなどでイエス様にお話しをして頂いたものですが、
共産主義の蔓延る現代に悪と戦い、天のメンバーたり得る為には、
どのように己を錬磨すべきかということを繰り返しお話ししなければならない毎日である上に、
イエス様は総てを赦されるものと、世界の人々が甘えた気持ちを抱いておりますから、
やはりまだまだ心の手綱を緩めては、
米国の政治が今後民主党やリベラル派、共産党や、左翼マスコミによって、
今迄以上に揺さぶりを掛けられようとしている折に、
それと戦い抜くことは出来ないと思われます。
 イエス様ではなく、元大天使、悪魔と戦う天の戦士であった私達が、
あなた方を戦士とする為にお話しをしていきたいと思います。

 あなた方の愛する聖なる生け贄の仔羊、イエス様のお生まれになられたクリスマスの時期に、
一際美しい星空を眺めて、それをあなた方人類の永遠の神聖な住み処とする為に、
そして新たなる年の新たなる誓いと、新たなる戦いの年への心の備えとして ー 。

 今迄色々な角度からお話ししてきましたが、今も書きましたように、
天の現在の方針とは『JI』誌に明記してある通り、
① 人間としての優れた特質である徳性や理性、愛をすべて言葉のみに空洞化し、
実はそれらを破壊して、人間の悪心のみを助長し、

それを以て国家権力に密告の形で奉仕させ、権力維持に利用しようとする、
最も悪質な、悪魔の申し子である、共産主義というイデオロギーへの戦いであることと、

 それに関連して、動物、植物を問わず、あらゆる生命を持つものを愛し、健やかなれ、
幸せをと祈る心を共産主義への戦いの原動力とせよということです。

 何故共産主義を悪とし、それを支える他のイデオロギー、
社会主義やリベラリズムや中道という名の容共思想も同一視するかというと、
これらは究極的に自然と動物界に破壊を齎し、世界の全国家と全人類を共産主義に隷属させ、
しかも国家の権力保持と、国民の不満を抑圧する為にのみ集中し、
種の繁栄や存続に留意する余裕がなくなる政治機構だからです。
 共産圏や社会主義国の現状を正しく把握し、
その中で人間の生命はおろか、動植物の健康も存続も羽毛の如く軽視され、
生殺与奪の権利を政府に握られている現実を見れば、
天がそのようなイデオロギーを悪魔と呼ぶことに異論があろうはずがないと思います。
 これこそ"聖戦"なのです。

                  (八十六年十二月十日 口述筆記 千乃裕子)

天上界からのメッセージ - 神から授けられた正法