「JI」84年11月号 「正法の目的を、魂の研磨を忘れてまで霊能力に夢中になる正法者」
          ラファエル様
(「天上界メッセージ集・続(86年1月初版)」45頁掲載)

 あなた方の心の隙に乗じて悪霊が付け込み、
愚かな事をさせて天から離れさせてしまうということは、
正法の集いが発足し、出版社が出来て、
『JI』誌が『慈悲と愛』誌として発行された当初からあなた方にお教えしております。

 毎月毎号『JI』誌の掲載内容は変わりますが、
天上界メッセージは短く、ほんの一、二ページなので、
幾ら忙しい方でもメッセージは読んでおられるかと思っておりました。
 所が、霊に関する考え方は依然として変わらず、霊視能力でさえ誇る傾向があり、
それが能力のない人々を惑わせる場合がかなりあるようです。

 誰それのオーラの色が悪いとか、悪霊が居るとか、
そういう初歩的な発言で、憑依されていない人物を憑依者として扱ったり、
その場だけで霊視したものを特定の人物の憑依や背後霊としたり ー
それが悪霊の思う壺であると気付かないのです。

 誰かの背後に廻り、霊視出来る者に霊視させることで
簡単に天と共にある人を集い全体が糾弾し得るし、
又、今回のように主宰でありながら正法者を疑って、出版社への協力を自ら拒んだり
疑心暗鬼に陥って他を正しく評価し得なかったのも、悪霊に操られた故であろうし、
その主宰を擁護して集い出席を拒んだ三重の元世話役達もそうであると思われます。

 世話役が不参加を表明するについて、
"正法は自分自身で行うもの"というのがその理由だと手紙に書いてきましたが、
それは独善的な解釈です。
 集いは私達のメッセージ一つにしても自己流の解釈が誤っていてはいけないので、
講師や主宰と共に皆さんが研究し、互いに励まし合う場所なのです。
 流布の為に協力して頂く場でもあります。
 その繰り返しによって将来私達と共に天に住まうようになれば、
私達の助力者として働くことが可能になり、
悪霊の惑わしに乗ぜられずに、天の一員として行動し得る人格と成り得るのです。

 私達は二度と悲しい善霊の裏切りに遭いたくない為に、
曾てなく厳しくあなた方を鍛えているのです。
 集いなど二の次。『JI』誌だけ読んでいれば良いという考えの人達は、
もう既に心の中で私達とは離れてしまっているのです。
 意志があっても種々の事情で来れない方は、
集いのメンバーと意を同じく、行を共に出来ない人とは別であり、仕方がないのですが … 。
 勿論、主宰や世話役が悪霊の憑依で行動したり、偽我があり過ぎる人物である場合もあり、
それを見抜くことも必要ですが、それはメンバー同士で相談の上、
出版社を通じて、私達に訴えればよいのです。
                    (八十四年十月二十五日 口述筆記 千乃裕子)

天上界からのメッセージ - 神から授けられた正法