「JI」84年9月号 「善霊に禁止されている霊現象を行うのは悪霊以外にないということ」
         ミカエル大王様
(「天上界メッセージ集・続(86年1月初版)」43頁掲載)
 今月は正法者の悪い点に関してお話ししたいと思います。
 あれほど何度もメッセージで霊に興味を持つな、霊の現象を信じるなとお教えしているのに、
名古屋の元主宰ばかりか、他の市のお世話役まで、霊能力があることを人に語り、
霊視したことを証拠に他の正法者を批判する材料にしていることを知り、
驚くよりも情けない思いをしております。

 幾ら忙しいと言っても、主宰者やお世話役が正法について十分な知識がなければ、
集いの人達にいい加減なことを教えてしまいます。
 JI誌のメッセージさえ読んでいないようでは盲目が盲目の手を引き、教えているようなもの、
正法が霊遊びに堕落してしまうのです。

 超能力も霊言による予言もすべて悪霊が人間を操り、自らも楽しんでいるだけであり、
霊能力が何か優れた能力であるかのように考えるのは、
自分の偽我や愚かしさを反省し、改める機会を失わせてしまいます。
 もっと他の面で自らの人格を高め、人を導いて頂きたいものだと思います。

 たとえ、背反という大罪に走らなくても愚かな人間は天上界には迎え入れられぬことを、
いい加減でお悟りになって頂きたい。
 この世で悪霊に操られ、正法者を中傷し陥れることで周囲に害を流す人は正法を歪めており、
天上界に於ても同じことを繰り返すからです。
 私達は二度と過去の崩壊を速めた浅薄な人格を迎える積りはないのです。

 霊現象によって人を中傷したり、自分の偏見によって憑依だと極め付けたり、
誤解したり等は特に霊能ある主宰や世話役には許されないことです。
 何故ならば、善霊に現象を禁じてある現在、霊能力を利用するのは悪霊でしかないからです。
 その自覚を欠く方は人を導くものとしての資格にも欠ける方です。

 集いのメンバーも同様に真似るならば、愚かにしか成り得ません。

 又、正法以前の問題ですが、自閉症ないし自閉的な性格を持つ人は余程努力をしないと、
自己愛とエゴイズムから抜け出ることは出来ません。
 過去に愛されなかった代償を求めて、人の愛を待つだけでは、片輪な人格は直らないのです。
 永久に子供の領域から出られません。

 まず人の好意に感謝し、素直な心で人と交流するのです。
 動物を愛し、人を愛し、愛されなかった人は愛することで自分の人生を豊かにする以外に、
自分の性格の歪みを直す方法はありません。

 父性愛よりも母性愛から始めて下さい。

 ノイローゼになり易い人もです。
 人が自分をどう思うとか、こう思われないかとか、
人の目を気にし過ぎる所から委縮してしまうのです。
 ヒッピーや左翼のように辺り構わずも一種の精神病ですが、
気が小さすぎるのも人格として未熟。
 一人立ちが出来ずに周囲に迷惑を掛け、負担になっているのです。
                    (八十四年八月二十二日 口述筆記 千乃裕子)

天上界からのメッセージ - 神から授けられた正法