現象テープ№10 「正法を学ぶ人々の為に① 天の方針」
 78年7月10日 ミカエル大王様現象(霊媒 千乃裕子)
(「慈悲と愛」78年11月創刊号&「天上界メッセージ集(84年7月初版)」19頁掲載)

 私はミカエルです。
 私の名を御存知ない方は、キリスト教の旧約新約聖書に出ておりますし、
マホメットにもジーブリール即ちガブリエル大天使と共に
啓示を与えたミーカイールと紹介されております。
 又、オルレアンの少女ジャンヌダルクに使命を与え、
オルレアン市からイギリス軍の占領を退けた聖女を、
守り助けた大天使ミカエルとしても知られております。
 イエス様誕生の折は、ガブリエル大天使と共にマリヤ様の下に現れ誕生を告知致しました。

 さて、私がこの度千乃裕子様を通して現象形式であなた方に呼びかけるのには
大きな意義があります。
 それは、この(七八年)七月を以て私達天上界高次元の顔ぶれが代り、
 私ミカエルがエル・ランティ即ちエホバ様に代り天上界の最高指揮官としてその任に就き、
それと同時に、元六大天使が総て九次元に昇格致しました。
 そして新しくこの度は、八大天使が任命され大天使長には、
太陽界中位の天使であり且つサブリーダーであった者がなりました。
 九次元のブッタ様、イエス様、モーセ様は宇宙界に上がられました。
 詳しくは(天国シリーズ)第二巻「天国の証」に記載されております。
 この書は八月十日頃に出版される予定です。
 新しい八大天使に支えられ天上界の高次元は
今迄と違った方針で計画を立て実現を図るつもりでおります。

 今迄発表されたものとして善霊の基準が大幅に変り、
確りした善悪の判断力を身に付けた方でなければ、天上界に迎え入れることが出来なくなりました。
 微細な点に至る迄、善悪の判断力がなければならないのです。
 又、勇気ある方のほうが、ない方よりも喜ばれます。

 人の為に進んで己を投げ出し、善の為に、平和の為に、正法の為に尽す
それが最も私達天上界の喜ぶところなのです。これが第一。

 そして、第二は「天国の扉」で申したことですが、
人間の一生というものは、肉体を伴う今迄の生がある限りで、
死後に天上界に迎えられれば永遠に魂、霊体として存在します。
 ということは、今為すべきことを為しておかねば、学ぶべき事を学んでおかねば
恵まれた環境で自分がその機会を与えられるという事はもうなくなるのです。
 その人の一生が後の霊としての生涯を定めるのです。


 価値ある者か、無き者か。優れたる者か、成長の止まれる者か。
 九十%の大脳の活躍
(注。死後、生活の煩いから解放された意識は生前以上の能力を発揮するという、
高橋氏の教えを人々はまだ信じていた為、この時はまだ天上界はその間違いを指摘されていません)
とて、本人が生ある間に如何にその脳細胞、大脳皮質に学習をさせたかに依ります。
 それによって全体の価値基準が決まるのです。誰もが同じレベルになる訳ではないのです。
 能力を開発させ思考訓練をして置かねば死して後に同じ事は絶対に出来ません。

 
 霊体の仕事は只、人の一生を助力者として導き教えてゆかねばならないだけなのです。
 たとえ合体霊としてもその人を導いてゆかねばならないのです。
 それが出来ぬ頭脳ならば最早天上に籍を置く資格はなくなるのです。
 
 魂に於てはもっと進んだ形での己を磨き鍛え浄化させることが必要になります。
 これは己について反省を日々行い、改めねば達成されません。
 サタンの甘言と誘(いざな)いと甘やかしに己の虚栄心をくすぐられて喜んでいるような人間は、
正法を学ぶ資格さえないのです。

 それはこの度の(七八年)二月の最終的なサタンとの闘いに於て、
天上界は何を為すべきかをはっきり知らされました。
 善悪の基準の確りしていない善霊達の次から次への裏切りで
どれだけ天上界は迷惑を被ったか知れないのです。
 只善人であることだけでは助けとならなかったのです。
 サタンの惑わしと誘いに直ぐ私達やエル・ランティ様を裏切り、
サタンと共に天上界に刃向ったのです。
 情けないことに半数が死にましたが、これは消滅と同じことで、
霊体として存在しなくなることです。
 その中の四分の三がこうした裏切り者で私達に滅ぼされたのです。
 善悪の基準と共にサタンの言葉の何が誤りで不条理であるかを
見抜く叡智を養っていなかったのです。
 これは生前の暮し方に依るものが大半で死後の天上界での魂の修行は身に付いていませんでした。
 悲しいことに生前に厳しく自己を錬磨した者でなければ、

死後に徳を養うことは出来なかったのです。
 又、生前の徳を保つことも出来ませんでした。

 第三に定められていることは、今生に於ける正法流布の目的は、
人々をして迷信から合理的思考へと導き出し、徹底的に霊の世界と三次元との関り合いに於て、
不明の点を明らかにし、即ち私達天上の者の知る限りの真実と真理を与え、

宗教という有名無実の、却って人々の魂の修業の妨げとなり、神についての知識を迷妄に導く
宗派・団体を解散させ、この世から去らせるものです、この世から消え失せさせるものです。

 僧職の解釈がある為に、牧師の説教と独断的解明がある為に、
どれだけ天上界と人々は遠きに隔てられ、理解を阻まれたことでしょう。
 世の中があらゆる分野に於て科学優先となり、人々の学習レベルが上がり、
知的水準が高くなり、私達の語るごく人間として当たり前であり、
常識的に物事を見極めていこうとする態度を理解して下さる迄に成長された、

それが故の私達の証です。
 これは私達を低くする訳でも卑しめる訳でもありません。


 (注。人間の霊であるから、天使であるからと、
天上界を語る彼等が神よりも低い次元のものとの悪霊の唆しを信じる者もおりました。)

 教養と立派な人格、徳と知性とを備えた者のみを私達は今、選んでいるのです。
 それ以外は只人類を混乱と、破壊に陥れる者のみでした。

 善人であっても愚かであれば人の迷惑となり、全体の進歩を阻むものです。
 人々の全体の向上を低下させるものです。
 その為に、あなた方は老いも若きも等しく、向上し続けなければなりません。
 要するに精神的な成長を望むのです。立派な成人としての人格を望むものです。
 歳を取っていても我が儘な子供のような精神状態に退行してはいけないのです。
 ましてや三十代、四十代、五十代、二十代もそうです。
 賢明な人々、それを私達はパンニャ・パラミーターを得た人々と呼び重要視致します。

 牧師であっても、僧侶であっても天上界の語る言葉とサタンの惑わしを
見抜けぬ者の方が多いという悲しい事実も知っております。
 それが故に宗教は人の知的水準を高めるものではなく逆に低めるものであり、
盲(めし)いたる者にするものであるとの結論に達し、その解体に踏み切ったのです。
 今日は、このくらいですが、何れ天上界にて定められた方針等に付き、あなた方に語りましょう。
 どうぞ望みを捨てず、光の中を歩み、
正しき事、善なる事、そして賢き事を目標に日々を過ごしていって下さい。
 これで終ります。(一九七八年七月十日)


現象テープ№10 「新天王の宣誓」
 78年7月22日 ミカエル大王様現象(霊媒 千乃裕子)
(「慈悲と愛」78年11月創刊号&「天上界メッセージ集(84年7月初版)」21頁掲載)

 (今からは、各守護霊達に、大天使方及び天上界によって消滅され、
微粒子となったサタンが 未だに意識に働き掛け
その扇動に乗る人々への注意と警告が始まります。)
 
 今日は、ご機嫌如何ですか。私の名前はミカエル大王です。
 この度、七月一日よりエホバ様の最高責任者としての地位を引継ぎ、

四次元である天上界並びに三次元即ち地上に住める人々を統括し、平和と調和を齎す為、
悪の名に於て、正法の流布を妨害せんとする全ての悪霊並びにその霊に意識を支配され、
この天より備えられたる正当なる後継者より出ずるメッセージを妨害し、
失脚せしめんとする意図を持つ者を、悉(ことごと)く滅し或いは罰し、
恥と死に至らしめんとする決意をここに述べ、又誓うものです。
 
 あなた方はそのような人々に心を閉じ耳を塞ぎ、常に光を信じ、私を信じ、
高橋信次氏の正統且つ合法的な後継者千乃裕子様を信じ、
悪の惑わしに己が信念を揺がせられること無きよう、
固く正法の教えを身に付け八正道と中道とに歩み、
そしてイエス様の如くブッタ様の如く善と悪と、正しきものと過てるものと、
神と悪魔と、善なる者と偽善者とを見分け、
理性と信念と揺がざる神への信仰とを持って、
神に離反する者、神を罵(ののし)る者を心より退け、
正法流布の為に己を賭して働いて頂くことを望むものです。
 神を罵る者とは粒子となりて扇動するサタンに惑わされし人々のことです。
これで終ります。              (一九七八年七月二十二日)

天上界からのメッセージ - 神から授けられた正法