第一部 天の教え
第九章 共産主義(悪魔のイデオロギー)

一節 共産主義とそのシンパ
「慈悲と愛」83年4月号初出 ミカエル大王様メッセージより
&「天上界メッセージ集」164頁

人は美しい物よりも醜悪を好み、正しい物よりも偽りの言葉や企みを良しとするのは何ゆえか。
 恐らく美しさも正しさも知らぬ環境に育った者が醜く偽りに満ちた対象をしか与えられず、
より良き物を求める本能も育たず、暗く悲しい世界
 即ち人の地獄を作る故でしょう。

 共産主義教育を受けた者は"良心"を捨て去ることをのみ学び、
その"良心"は陽光を求める自然界の生命の仕組みであることを学ばず、
"自由"とはその陽光を求めて如何なる方向へも幹を伸ばし、地下には養分の水を求めて根を張る、
"生きることを許された自由"を言うのであることを知らず、
"生きる為に互いを抹殺し合う自由"のみ与えられた、光なき世界に住む者。
 哀れな歪み育った密林の住人なのです。
 サタンの支配する暗黒の黄泉の世界です。


 あなた方正法者も、正法に接することを喜ぶ読者も、決して彼等の地獄や密林が、
自らの美しい自然と"自由"に満ちた光溢れる天の国と
(心の中であろうと、実生活であろうとそれは同じ事)
引き換えるに足る物と錯覚を起こしてはなりません。

 地獄とは正に社会主義国の、虐げられた、
"罰されることを恐れ、それを逃れる為にのみ我が身の行く末を思う世界"なのです。

 サタンの配下である(共産主義者であり、科学者であり、文化人の)
密林の腹黒き使者の偽りの言葉や夢を信じる時、
あなた方はすべて良き物を失うのです。

 社会主義者とてあなたの真の友ではありません。
 彼等は世の秩序や調和された社会を"権力"と罵り、
それを破壊することが正義だと思い込んでいるからです。
 憎しみや怒りは共産主義者のそれと同じく、"光"とは何の関りもない、
悪魔の意志、"闇"から出る物です。

(注。
 某民族の生き甲斐とする"恨"なる感情も、
その出所はあらゆる偽我(悪魔に繋ぎ止める心)に共通するナルシシズム
(神よりも自分を中心に考える心)であることを覚らず、
恨みを晴らそうとする、憎しみが成就するまで、
憎むべき対象がその報いで不幸になったと納得するまで恨み続ける
(憎くて仕様がない日本から出ようともしないのは、
そのような心から離れたくないからとしか結論し得ないでしょう)、
彼等は永遠に地獄に繋げられた魂として生きることを自ら望んでいるのです。
 避けて通ることが無難でしょう。注終)

 それをよくよくあなたの友人や知人に話して聞かせて下さい。
 社会主義国の現状が彼等の言葉をすべて空しく、偽りの積重ねにしてしまうと。
 宗教界の半分は既に彼等の術中に陥り、天と神を見失ったことも ー 。」

「JI」85年1月号初出 ウリエル様メッセージより
&「天上界メッセージ集・続」47頁

社会・共産主義化諸国の悲劇の歴史。
 それらを理解しながら蜘蛛の網に捕えられた虫のように、自らを解き放てない人間の知性は、
人類という種の滅びを暗示するかのように見えます。

 多くの善霊が殺され悪霊の跳梁する天の反映でもありながら、
世の終りが避けるベくもなく忍び寄る現実と、

それを来たらせるのは偏(ひとえ)に人類の無知と無自覚と無思慮な支配欲であると、
如何にすれば覚らせ得るのか。
 善を喜ばず、悪に走る人類の業と言うべきでしょうか。
 人間の知性が滅びを求める時、天もそれを救い得ないと、
あなた方は果たして理解しているのでしょうか。


「慈悲と愛」80年4月号初出 ウリエル様メッセージより
&「天上界メッセージ集」98頁

親左翼の人々やマスコミに対して自由を愛するあなた方は何を為すべきか。

「インドシナ難民の潔癖とイスラム教徒の頑固さを以て、
あらゆる共産主義思想家、活動家及び、亡国論、反国家論に過ぎない"非武装中立"論者である
社会主義者の非をなじり、その諸活動を阻止しなければならないのです。
 何ゆえか。
 彼等は人心、思想、言論の真の自由を失うことについて無関心で、

彼等の信奉するものこそ、世界制覇の力の源であると信じ、
意識するとせざるとに関らず支配欲、権力欲に駆り立てられているのです。
 何ゆえにか。
 彼等は自由社会に於ては言論を半ば統制された状態に押し込められ、
彼等自身の偏った人心と思想の自由を充分に見出し得ないからです。

 彼等は狭い周囲としか語らわず、
無批判に吸収するものは彼等のイデオロギーに関するものに限定し、
従って切り売りする知識と思想と言葉は単一偏向性を持ち、
彼等はかくして自由世界に住める身であっても自ずからと
同志の人心、思想、言論の統制をしてしまうのです。
 自由である真の祖国は異国であり、彼等は常に反体制側に在ることを意識しているのです。
 そういう生き方に慣れ、且つ慣らされている彼等は、
その自由こそ資本主義社会のみにあるのであり、
共産・社会主義体制にもあるとの考えは一切誤りである
と言われても真にその非を認めず、認めたくない彼等は、
体制樹立と主権奪回にあらゆる策を練り、智恵を絞るのは、当然過ぎるほど当然の現れでしょう。

 登山家はなぜ山に登るのか。そこに山があるからだ、というのと同じ単純な発想で、
彼等は自由社会が在るからその放逐に専念するのです。
 それでは何故彼等は既存の社会主義国に住まないか。
 そこに彼等の世界を覇する支配欲が存在し、

戦いの勝者となる為にのみ権力闘争と名付けるものが、現存する所以です。
 如何に理を以てしても説得し得ぬ彼等は、
イラン国民の如く信念に関して狂信、盲信のエネルギーを内在し、
平静を装うとも、抑圧された集団ヒステリー的病的心理が厳存するのは、
客観的に彼等の動向と論陣を分析してみればはっきりと判るはずです。

 即ち理論でも理屈でもなく、感情が彼等の活力及び持続力となっているのです。
 イデオロギーを固持する為の感情的武具と表現するならば、
彼等は脅迫的に完全主義的にその路線に人々を従わせようとする結果、
論戦の生じる所は枝葉末節に拘るものであったり、非現実論を持ち出したり、
相手の持論や論拠を自分達のものであるかの如くすり替えたり、
挙足取りであったり、実に愚劣で幼稚な論戦にしか発展し得ないものなのです。
 常に二者択一であったり、彼等のものか相手のものか、
基本的には協調点がなく、譲る所もなく、歩み寄りもない。


「JI」85年4月号初出 ラファエル様メッセージより
&「天上界メッセージ集・続」51頁

「人生の充実感は、平和時の殺人や略奪を容認する共産主義者には味わうことの出来ぬものです。
 彼等は本能というものが生きる為の智恵であって、
欲望を追及する手段ではないことに気付いていない
実は本能に欠ける、性格破綻者であり、哀れな敗者

愚か者の集団なのです。

 愚か者は自分を救うことも他を救うことも出来ません。
 その様な人生の敗者になりたくなければ、
左翼の虚偽を鋭く見抜き、知性の低さを嫌って避けて通るべきです。
 気付かぬ人には忠告してあげるべきですね。
 人生の喜びは共産主義の世界には存在しないことを ー 。」

「JI」86年2月号初出 ラファエル様メッセージより
&「天上界メッセージ集・Ⅲ」39頁

「社会を病ませているのは他ならぬマルクス・レーニン主義者であり、
共産主義による世界制覇を信じ、殺人を容認する悪魔の超大国ソ連
(注。今もロシアに引継がれている)に精神的に支配されている、
病的性格の持主であり、集団なのです。

 歪みや病的な生活習慣に慣れ親しんだ者が、共産主義の世界支配が実現した日から急に正常化し、
健康な精神生活に戻れる筈はなく、マルクス・レーニン主義を奉ずる者が自分達の無軌道な言動を、
主義主張の為の手段と考え、又、公言するならば、
それは自己正当化の為の誤謬、謬説でしかないのです。
 同志の言葉を信じて無法行為を当然と思い込む者は愚か者であるし、
放縦な生活に抵抗を感じなくなった者は既に心が病んでいるのです。

 反体制的言動に生き甲斐を感じる者は精神的に未熟であって、
一人前の社会人ではないことを、一般の人々は理解し、
クールな目でマルクス・レーニン主義を提唱、又はその精神に準じて行動する者を評し、
一線を引くべきであるとお教え致しましょう。
 人々が同じ病に冒されない為に ー 。

 自らを制する基準を持たぬ者は、正しい性格形成が行えず、徳とも無縁であるし、
幼児か病人のまま一生を終えることになるのです。
 その様な者の説く理想など現実生活に役立つものではなく、虚構にしか過ぎません。
 分析すればマルクス理論も一大虚構、盲説であるし、それに心酔する者は批判力を持たぬ幼児、
それを利用して主権を得ようとする者は精神的な病者に過ぎない
ということなのです。


「JI」90年5月号初出 ラファエル様メッセージより
&「天上界メッセージ集・Ⅲ」161頁

ユダヤ民族以外のあらゆる民族の破滅を願って
人への憎しみと共に練り上げたマルクスとエンゲルスの合作、
共産主義理論には人間愛などあろう筈はなく、殺意と破壊の意図しか込められていない
が故に、
それを「万人の自由と自主を望む」などと勘違いして信奉し、
家庭と体制と国家の崩壊に向けて、あらゆる破壊を試みた結果であるのに、
左翼評論家の詭弁として、 "マルクスの思想に基づく実験は袋小路に入り、
崩壊と再建(ペレストロイカ)の過程にある"に過ぎないから、
思想、言論の自由に基づき、日本人による"マッカーシズム(赤狩り)を戒めるべきだ"
との論調が台頭しているのは
頑迷と言うよりも、あれほどの史上に類を見ないイデオロギー殺人や破壊を何とも思っていない
人間愛欠如の性格
を垣間見て、悪霊の予備軍として、肌寒いものを覚えました。

 日本人と言わず、かくも頑迷な左傾論者や心情左翼の学者や文化人
そしてマスコミ関係者は西側の自由先進諸国に(反体制論者が西側では殺害を免れてきた故に)
数多く居り、そして正にこの人々が間接的に、
共産圏や政権の国々の半数若しくは三分の二以上の人口の破壊に手を貸し、
殺人幇助
(ほうじょ)とも言うべき罪を犯してきたにも関らずです!
 米国のマッカーシズムや日本のそれが何時、
現実的に危険思想(注。共産主義のことです)を戒める以上に、
イデオロギーによる殺人やあらゆる反体制的な破壊を推奨し、教唆しましたか?
 それをしたのはマルクス・レーニン主義者であり、それを支援した人々のみです!
 マッカーシズムが最大の悪のように書き立て、中傷したのは左翼勢力なのです。


「机上の空論と権力欲に取り憑かれた彼等に取っては、太陽も自然の恵みも、
ましてや中国の民主化のリーダーである柴玲さんと封従総氏の夫妻が逃避行三百日の後、
無事に西側に脱出し、香港のテレビインタビューで
『民主化の犠牲者のことを思い、自由への道は非常に困難で(現在の中共では)遠いが、
その実現の為に努力する。民主化万歳。自由万歳 … 今はこれしか言えない』
と語った万感こもごものその思い、夫妻の固い絆、
そして無残にも殺され続けた数多の共産政権の犠牲者への人間愛

それを理解することなど、到底出来ないでしょう。

 神が不在である国と人に取っては、権威への野望しか人生の目的がないのです。
 しかもサタンと同質の極限の悪心しか有していない人々です。

「JI」92年1月号初出 ラファエル様メッセージより
&「天上界メッセージ集・Ⅲ」202頁

人としての良心を捨て、何をしてもイデオロギーの為には許されるとしたレーニン自身、
明らかに自己の暴挙、非法を正当化した偽我の塊であるし、
それに準ずるすべてのマルクス・レーニン信奉者も、
知能が未発達或いは歪められて異常性格者であると言えます。

 天の法や正義、ましてや平和をユートピアとする者とは何の関りも無いのです。
 そういった者(神を恐れず、人も恐れない心情の持主であり、
犯罪者よりも自己の犯すあらゆる罪を正当化してしまう人格欠損者
に社会の一員としての権利を与えることすら、人間の社会としては大いなる誤謬であり、
愚かしさの限りであることをまず、人は認識しなければなりません。

 神はこれら共産主義者は、切り捨てる裁きと消滅の対象としか見てはおりません。
 この者達の為すことをよく見るべきです。

 彼等の行為こそ偽我そのもの。偽我とも言えないほど低劣な心情であり、悪の心なのですから。
 しかし、偽我とは己の為す悪の行為、悪の思いを正当化する(所謂天の背反者が何時も行う行為)
のみならず、虚栄心や劣等感を隠す為の虚言、ごまかしもあります。
 他に軽んじられない為と、競争心や虚栄心で己を拡大してみせる行為
で、
他には被害は与えられない(左翼や背反者の嫉妬心並びに報復的な衝動は考慮しないとしても)
けれども不愉快なもの。
 それは自他に何の益も齎さず、正法者である限り、止めるべきものです。

 次に、段階的に正法者の中で、
より危険な人格の表れとして、自己を厳しく研磨する試みを怠った者に顕著な、
言わばレベルの低い自己防衛の行為ですが
(左翼の性格破綻に次ぐもの、背反に繋がる心情として非常に危険な傾向です)、
人を説得し、自己の主張に従わせようとするに虚言と詭弁を用いる
これほど拙劣で未熟なものはありません。
 更に、それが天から他を離反させる為の手段となるならば、
それのみで充分断罪の対象となります。

「JI」90年6月号初出 ミカエル大王様メッセージより
「私達はあなた方とあなた方の家族も含み、
全人類の幸福の為に悪魔の王国がこれ以上蔓延るのを阻止する為に、
天と地の協力を願ってきたし、今後もそう求めているのです。

 とかく目先のことに囚われ、楽な方にとばかり考えるのは無理からぬことです。
 しかし、それが自己愛に限定された生き方で、
国家や人類のことに関しては、"誰かに任せておけば勝手にやるだろう"式の考え方では、
日本民族は滅亡するしかないのです。
 市民の無自覚で無責任な生き方が、国を滅ぼしてしまった例は、
過去に遡
(さかのぼ)るまでもなく、
共産政権に国の政治を明け渡してしまった国々の総てに共通する所です。



天上界からのメッセージ - 神から授けられた正法