第一部 天の教え
第四章 天上界に愛される人格

四節 天に仕える心構え
「JI」86年10月号初出 ガブリエル様メッセージより
&「天上界メッセージ集・Ⅲ」60頁

「天の為に働く人達は皆"ヨブ"のような心構えで居て頂きたい。
 世の終り、永遠の生命を失うことがあろうとも(悪霊との戦いが将来再びある時に)、
天の兵士として、将校として、共に茨の道を歩み、報いや賞賛を求めず、
ねぎらいを受けずとも世界を救う為に、人間への愛の為に、
自らを抛って働いて頂きたいのです。
 そのような生き方こそ、私達天の者が求めて止まない、
 心からの信頼と賞讃に価する正法者の道なのです。

 良い加減な正義感や心構え、感動や感激で、直ぐ熱が冷めるようでは、
今後幾多の試練に遭うとも、天の道を歩み、
私達の元に来ることは不可能と言わざるを得ません。
 まだまだ自分を甘やかしているが故に、何かあると反抗し、不満を隠し切れなくなるのです。
 それは悪の誘惑に弱い性格です。
 私達がそのようであったなら、天はとうの昔に存在しなくなっていたでしょう


 あなた方一人一人が悪を憎み、滅す気構えにならなければ、
私のお話したような天の使命を貫く人格とは成り得ないのです。

 最後まで走り続けねば。

注。
 サタンが聖霊(神々)に匹敵するまでの超能力をたった一人の意志で持ち得たのは、
神の存在をその心を知って、その心に触発されて生まれたものは愛ではなく、
愛する心への、神を愛する思いへの、神の心を満たす優しさへ敵愾心であり、
自らの優越するを、人の善なる心の敗北を喜びとする心であり、
優しさを憎しみに、神への信頼を絶望に陥れる己が力を誇らんとする、
真の神にも見抜かれることなく、本心を悟られまいとする、どこまでも自分一人の心に徹する、
自分に劣るものの賞賛など歯牙にも掛けぬプライドを、自己愛を育てたからなのでしょう。
 自らが神に取って代ろうと望むまでの支配力に徹する偽我の研磨から獲得した、
神の為された善を破壊し尽くすことに賭ける力でした。

 聖霊や天上界に迎えられた聖人の得た超能力や、悟りへの憧れから、
彼等の真の素晴らしさである彼等の持ち得た
掛け替えのない善なる心を齎した真の研磨を疎かにするするなら、
サタンに滅ぼされるまでもなく自らの偽我によって善我を失うことをガブリエル様は仰しゃいました。
 サタン・ダビデによる悪行(善霊を消滅し、善なる人々を迫害し、その精神を破壊していった)
から、悪への怒りに、善なる人々の守護と悪への堕落への誘惑に打ち克つ為の天への導きに
生命を賭けてこられた彼等の思いの伝わらぬようであっては、
何の真理か、神への愛であるか自ら問わぬ者であってはならないと思われるに違いありません。
 注終)

「JI」86年11月号初出 ガブリエル様メッセージより
&「天上界メッセージ集・Ⅲ」63頁

「幾ら仕事や生活に追われ、報われぬ辛い努力の積重ねの中からでも、
それでも天の為、人の為に私達の戦士として協力と献身を惜しまないことこそ、
私達の目的の実現を齎すことが出来るのです。

 如何に天の方針に沿うかが重要なのであり、何故方針がそのようであるかについて疑うことは、
真に正法のあり方を理解していないことになります。
 お教えしましょう。

 天使、大天使の下に働く人々は只々悪霊との戦いの毎日であり、
(正法者同志で)互いに争っては、真の敵と戦う知恵や能力に支障を来たします。
 世界を守り抜くには悪と戦い抜くしかありません。

 幾度あなた方にお互いの争いを無くし、天に繋がる者同志として地の繋がりを強め、
愛と理解と思い遣りを持つよう忠告したことか。
 流布の成果に失望して正法の絆を離れてはなりません!」

天上界からのメッセージ - 神から授けられた正法