「JI」86年11月号 「(神の国の起点となるべき)"集い"の心を一つに成し得なかった原因
          (3)」 ガブリエル様
 最近しばしば集いの主宰と世話役の不和や、年配層と若年層の感情的な疎遠についての訴えが
種々の証言者を伴い、齎されます。
 単に誤解の場合もあれば、悪霊の惑わしに遭って自己を見失っている場合もあります。
 人の美点を見、一人一人が心美しく誠意ある人であるのに、
俗人と同じ角突き合いと不信の毎日を過ごしてはならないのです。
 私達は自らの益を顧みず、犠牲的な奉仕をして下さる方々に、
献身的な他のどの方に対するとも同じ、感謝の気持ちを抱いております。

 或る方々がいみじくもこう書いておられますが、
「本当に戦うべき相手は、共産主義と私達の心に忍び込もうとする利己主義なのです … 」。
 天と地と心を合わせ、力を合わせて世の悪を排除し、
天の国と地上のユートピアを築こうという大きな目的を忘れ、
お互いの主張を譲らず又、天よりも自己を正しとするのでは、
正法者としての資格を欠き、ましてや天に迎えるメンバーとしての価値を失います。

 幾ら仕事や生活に追われ、報われぬ辛い努力の積み重ねの中からでも、
それでも天の為、人の為に私達の戦士として協力と献身を惜しまないことこそ、
私達の目的の実現を齎すことが出来るのです。

 如何に天の方針に沿うかが重要なのであり、
何故方針がそのようであるかについて疑うことは、
真に正法の在り方、天の在り方を理解していないことになります。

 お教えしましょう。
 天使、大天使の下に働く人々は只々悪霊との戦いの毎日であり、
互いに争っては、真の敵と戦う知恵や能力に支障を来します。
 世界を守り抜くには悪と戦い抜くしかありません。
 幾度あなた方にお互いの争いを失くし、天に繋がる者同士として地の繋がりを強め、
愛と理解と思い遣りを持つように忠告したことか。
 流布の成果に失望して正法の絆
(きずな)を離れてはなりません!
                 (八十六年十月二十九日 口述筆記 千乃裕子)

天上界からのメッセージ - 神から授けられた正法