「JI」84年7月号 「正法者の性格について思うこと」 ラファエル様
(「天上界メッセージ集・続(86年1月初版)」41頁掲載)

 時に正法者或いはJI誌の読者の性格について考えさせられることがあります。
 美しいもの、精神、神、霊の世界、言葉や表現の上での正義 ー
そういった抽象的な事柄のみに関心があり、実生活に於て人との交流が上手く行かず、
人の心理や思いに無関心である人。実行が伴わない人。
 それは単にロマンチストであり、耽美主義者であって、
自らの秘かな楽しみ、或いは喜びの為に美しい絵を鑑賞し、
音楽に酔うタイプに過ぎないのです。
 これは自己逃避型であり、ナルシシズムの変形でしかありません。
 人に愛され尽くされるような交流は求めるが、その逆には興味がないのです。

 名古屋の第二番目の主宰がそのタイプの人物であり、
以前獣医であったのに職業を変え、それが原因であるかどうかは不明ですが、
東京での曾ての背反グループのリーダーと性格が似通っていると聞きました。
 (集いは元の責任者に戻しましたが。)

 似通っているのは詰り、好き嫌いが激しく、
他の人が主宰である間は自分の勢力範囲を作り、そのリーダーとなりたがること。
 天上界を内心は軽視しつつ、その反面、言葉を尽して忠誠である振りをすること。
 (これは東京の背反者とは異なりますが、大阪の最初の背反者には共通の要素でした。)

 霊能病であるという自覚がなく、人を惹き付ける為に自分の霊能を誇示し、
折に触れ、そういった会話ばかりすること。
 JI誌を読んでも、反省や戒めの材料とせずに、知識として利用する。
 今では、千乃裕子の正式な発表以外は
悪霊のみが操る霊現象を天上界のものと断言するなど ー 。

 天上界に迎える人格として失格であるのは言うまでもなく、
又、天国シリーズを読んでいても、私達の戒めを忘れ去り、
霊能を誇る人物と同調して、合体霊の上下に興味を燃やす。
 そういった人は知らずに悪霊の罠に陥り、既に私達から離れて行きつつあるのです。

 今迄に幾度警告したことか。
 名古屋のようなケースは、集いの主宰者ではなく、妨害者と成り果てていたのです。

 誰でも得ることの出来る霊能力の何処に人に誇れる点があるのですか?
 高次元の合体霊については、
今までの出版物で証言したもののみだとJI誌で明言しております。
 出版物で証言した以外の人物の証明は、
将来必要があるならば同じく出版物の上で行います。
 その証明もされていない人物が主宰であれ、自分でそうだと語っても、
それを信じて従い、尊敬する方がどうかしておりませんか?
 そういう人物は悪霊の憑依者であることを見抜き、離れるべきなのです。

 何度もそういった形で背反者、脱落者が出ました。
 原因は背反する者が単純であるというよりも、
人生への心構え、視点が、神から人に至る迄、
自己愛の延長でしかないという所に原因があるのです。

 騙す者も騙される者も、人の賞賛を求め、
自分の位置付けと、名声という虚名が目的なのであって、
正法の説く、神と人と共に協力して一つの目的へ向かう、事を成就する、

といった気構えは皆無です。
 それでは世界を悪魔の企みから救う、人類の為の大目的は果たせません。

 あなた方の中で、今に至ってもまだ同じような思い違いをしている人があれば、
今のうちに反省して、改めて頂きたい。
 私達天と離れ、悪霊の餌食となる前に ー 。
                 (八十四年六月十日 口述筆記 千乃裕子)

天上界からのメッセージ - 神から授けられた正法