「JI」83年10月号 「神の与えた戒律」 ミカエル大王様
(「天上界メッセージ集(84年7月初版)」174頁掲載)

 今世界に騒然たる反響を巻き起こしている、ソ連領空内に迷い込んだ韓国の一民間機撃墜事件は、
私達天上界にもその昔エル・ランティ様、即ちエホバ(ヤーウェ)によってモーセ様に与えられた、
珠玉の戒律を感慨深く思い起させました。

"汝殺すなかれ。"とは何と素晴らしく、人間としての最高の戒めではありませんか。
"汝姦淫するなかれ。"
"汝盗むなかれ。"
"汝隣人について、偽証するなかれ。"
"汝隣人の家を貪るなかれ。
 隣人の妻、僕(しもべ)、端女(はしため)、牛、ろば、またすべて隣人のものを貪るなかれ。"

 また第一の戒めは、
"汝の父と母を敬え。これは、汝の神、主が賜る地で、汝の長く生きんためである。"

 全世界の共産主義・社会主義の聖地であるソ連で、
これらの戒めが、せめてもの道徳律として守られておりますか?
 全人口の 1/3 を葬り去って確立した革命政権により、支配されているこの国から、
私達が現在までに得た正しい情報と資料では、この一つとして守られてはおりません。

 また世界に十七ヵ国ある社会主義国ではどうでしょうか?
 残念ながら、暴力革命という手段を経た以上、
一国として人間らしくこの戒めを守り得た国はなく、
又、思想的に反対する者は、想像を超える迫害と虐待と死が与えられております。

 彼等に与えられた救い主、イエス・キリストを彼等自身で十字架に付けたユダヤ人(びと)は、
その時以来、血に呪われ、天に見捨てられ、悪魔(サタン)に操られて、
全国家を崩壊、人類の滅亡を彼等自身の手で行うに等しい共産主義理論を編み出したのです。

 私達はアブラハムとの約束を守り、サタンの企みの中をユダヤの民、
イスラエルの血を守る為に導きを与え続け、メシヤを与えました。
 しかし盲いた者達がキリストを殺し、その為ユダヤ民族全体が苦難を与えられ、
更に
キリストを十字架に付けた同じサタンが、
ナチスによりユダヤ人六百万の虐殺を行わせたのです。

 今は滅びしサタン・ダビデが、曾て神の民に地上に神の国を築かせぬ為に、
地獄をこの世に作らせたのです。

 その為には、神の与えた戒めのすべてをまず捨てさせること。
 神の前に明らかでなければならぬ良心を次に。
 そして地獄の中に人類の苦しみと滅亡を備えたのです。

 動物は種族の保存のために不必要な殺害を行わないのは、あなた方も知っておられる筈。
 神の愛するあらゆる物と人を滅ぼし尽くす企みはサタンにしか出来ぬこと。
 血に染まる共産主義理論とその信奉者は、サタンに魂を奪われた呪われた人類なのです。
 神は彼等に光も救いも与えないが、
そこを逃れ出て、神を真に求める者には再び光と愛を、そして望みを与えることを天王である、
私ミカエルの誓約としてあらゆる犠牲者に、ここに約しましょう
ー 。
                     (八十三年九月二十四日 口述筆記 千乃裕子)

天上界からのメッセージ - 神から授けられた正法