「 JI 」82年7月号 「天と共にあるとは」 ラファエル様
(「天上界メッセージ集(84年7月初版)」152頁掲載)

 今まで皆様に土田展子を通じて私のメッセージをお送りしてきましたが、
それは、土田展子が私達天の波動に合った、美しい清らかな魂を持ち続けてこなければ、
不可能なことだったのです。

 高次元の天の与える霊能力というのは、以前にもお話致しましたように、
常に私達と心の波動が合っていなければならないのです。
 それ故、他の正法を学ばれている方々よりも、
ずっと己に厳しい魂の研磨を自らの精神力と努力によって、

行っていなければならないのです。
 それでも土田さんは他の霊能者と同じ環境にあります。
 天のエネルギー無しには生活し、使命を果たせない千乃様とは異なり、
私達は見廻り以外は、仕事がある時に、土田さんに千乃様宅へ来てもらい、
メッセージなどを口述する形での接触しかありません。

 忙し過ぎる私達は、集いでの現象も打ち合わせた時間にのみ訪れ、
列席はその時々の都合によります。
 皆様はご存知なかったでしょうか。千乃様が『天国の証』に書かれた通り、
ずっと変らず私達天上界は千乃様宅に居り、千乃様宅にのみ何時も出入りしているのです。
 前述の理由もあり、千乃様が天と法の仲介者であるからです。

 あなたは、私達天上界の者とたった一人でも、終日行動を共にし、
共に暮らしてゆけるだけの覚悟はありますか?
 四六時中、私達の目を逃れることは、出来ない状態です。
 私達の慈愛も豊かにありますが、あなたのその醜き偽我に塗り潰された魂を、
容赦なく白日の下に、天の光の下にさらけだされ、
しかも直せなければ直すまで、気付かなければ、否が応でも気付かせるのです。
 後継者とは、自らがその行いを実践し他に範となるよう与えられた魂の研磨で以て、
あなた方の想像を絶する環境に置かれるのです。
 それなくして、天は真の霊能者として認めは致しません。

 そこから生み出された千乃様の厳しさは、
慈愛を基盤としてあなた方をより成長させる為のものであり、
善悪の判断力をより皆様にお教えする為のものです。無理難題では決してないのです。

 そこの所をよくお判り頂けず、
自らの不平不満(裏返せば、それは自己顕示と賞賛願望の偽我ですが)
をも正当化するような偽我は、天上界の者が誰一人として持ち合わせてはおらぬ、
醜き心でしかないのです。

 以前に、天国シリーズ(『証』)の中で述べました天上界に迎え入れられる人の基準は、
決して変更はされないでしょう。
 そして、それしか己自身を救うものとは決してならないことをも。
 あなた方に伝えるメッセージは、毎月、私達天上界高次元の者達が、
吟味し着実に計画を踏まえての発表しか致しておりません。

 汝自身を知らぬ者や、己が醜さ汚さを厳しく見詰め、魂の研磨を喜んで行わぬ者には、
私達のメッセージの中の真理に到達するには程遠いと申しておきましょう。

 天意を仲介する者は、白眼視され、迫害され敵意を以て追われるのが当然なのです。
 この世の価値にのみ縋(すが)って生きてゆく人々からは。
                   (八十二年六月十日 口述筆記 谷田三枝)

天上界からのメッセージ - 神から授けられた正法