「希望と愛と光」82年2月号 「悪霊の甘言に騙されて天に背反した者達の偽我」
              ガブリエル様
(「天上界メッセージ集(84年7月初版)」216頁掲載)

 東京・埼玉・川崎・横浜の消滅宣告者達(『JI』八十二年新年号、二月号掲載)
と関連させて天上界と正法のあり方を述べます。
 自らの偽我の故に悪霊に憑依され、
こともあろうにエル・ランティ様の合体を宣言した女性が、
千乃裕子様を後継者でないと触れ回っていますが、
似たようなやり口に何度騙されるのかと歯がゆい思いをしています。
 天上界が厳しい、千乃裕子様が厳し過ぎる、褒めてくれない、解ってくれない、
と一方的に決めつけ、叱られた自分の偽我を見ようともしない。
 何の為に集まって来たのか考えているようでも少しも考えていない人達なのです。

 厳し過ぎると思ったなら何故素直に「どうしてですか」と聞いてこないのか、
もし偽我がなかったら出来る筈なのです。
 疑問があるなら機関誌を通読し、
主宰や天上界に質問してきなさいと何度言ったことでしょう。
 天上界と千乃裕子様はあなた方の上に君臨する絶対専制君主ではないのです。
 共に同じ道を築こうとする師と生徒のような関係なのです。

 千乃裕子様が何故厳しくされるか解らなぬ人というのは、
メシヤ信仰から抜け出せぬ幼児扱いされるのを好む人なのです。
 天上界の神と呼ばれる私達も人間として生きてきた、
人間として生き、あなた方と同じような悩み、苦しみ、
欠点を、魂の研磨の末、削り取った努力と精神力、絶えざる自己への反省、凝視の故に、
"神"として存在するに相応しいのです。
 あなた方と同じように苦しまなかった者があなた方を理解出来ましょうか。

 イエス様が「神はあなたと共にあり」、
「重荷を負うてあげよう」と仰しゃったのはこういう所からなのです。
 これが理解出来ぬ人には、メシヤ信仰から抜け出すことも、
自分の偽我を発見することも出来ないでしょう。
 何故なら、神が何でも受け入れてくれる絶対者として存在するなら
自分は何も見えぬ幼児でよいからです。
 これを悟らぬ限り悪霊は何時までも、何時でもあなた方の心に入ってくるでしょう。
 そして少なき天の正法者を減らすのです。

 何も間違ったことだけを言うのが悪霊ではないのです。
 間違った方向に持ってゆくのが悪霊なのです。

 詰り十のうち四から五まで正しいことを言い、後の六や五で間違った方向へ向けさせる。
 判断力の無い人は先の四や五を見て天上界だと思い天に弓するのです。
 二や三でも騙される人も居ります。ダビデのやり方がそうでありました。
 あなた方の判断の基礎としているのは何か、単に感情的に良い悪いではありませんか。
 感情的に良い悪いだけでは主観的なものに過ぎません。
 百%理論の上でも正しいか正しくないか、
百%その理論が真理に繋がるものかどうか判断せねばならないのです。
 
 単純に知名度の高い、
例えば三好勝利氏や田中章則氏が言うから正しいとするのは百%感情論です。
 そこに正法者が易々と悪霊に心を明け渡し、天を裏切る落とし穴があるのです。
 理証文証現証が揃わねば天と定義出来ぬのに、
東京の愚かな背反者は現象(それも異言もないもの)
のみを取り上げ人々を惑わそうとしたのです。
 このような子供騙しのトリックに引っ掛るようでは、
まだまだ正法者として『JI』はおろか『希望(と愛と光)』誌さえ
読み理解したとは言えないのです。
 それらを読むのを怠るようになる時から、悪霊はあなた方を付け狙い始めるのです。
                (八十一年十二月二十四日 口述筆記 土田展子)

天上界からのメッセージ - 神から授けられた正法