「慈悲と愛」80年7月号 「天上界が政治に介入する理由」 ラファエル様
(「天上界メッセージ集(84年7月初版)」110頁掲載)

 久し振りに私が今月はお話ししましょう。
 大分長い間肩の凝る政治論が続き、解らない方は退屈されたでしょう。
 しかしようやく総選挙もこのメッセージが載せられる頃には終わっているでしょうし、
その結果がいずれにせよ、政治論は一休みという所です。
 イデオロギー批判は続けなければならないでしょうが。

 或る集いの主宰が天上界が政治に介入する理由が判らない、納得出来ない、
と言ったと聞きましたが、それを今月はお話しすることにしました。
 恐らくその方は、天上界が政治に言及する、只その表面的な関連のみを見て、
そう評されたのでしょうが、その政治の在り方がどうであるかということによって、
私達は時には鋭くその悪の側面を批判し、世の注意を促さなければならないこともあるのです。

 政治家が互いに円満に良き政治を行おうと努力している間は、天は何も語りません。
 しかし今度の場合のように明らかにイデオロギー、
それも悪の面を露呈しているイデオロギーが、政治と切り離し難く介入している場合は、
私達は三次元にそれを警告して、改めるべく声を大にするのです。

 それは四千年の昔からイスラエルを導いた私達善霊が、
預言者をして常にヘブル人(ユダヤの民)に警告を与え、
国の命運を分つ時には言葉を惜しまず、忠告し続けた
ことによっても明かであり、
キリスト教史を知る方々は、
今日の私達の日本という国の運命に関り合う姿を見て納得されるでしょう。

 ジャンヌ・ダルク然り。ミカエル様が導かれてフランスを救うべく一生を捧げました。
 これは即政治への介入とも言える現象に他ありません。
  
 ブッタ様も御生存当時、時の王達に王たるべきものの学ぶべき法を教えられました。
 これも政治への介入で、助言という形で成されています。
 乞われて教えられる場合も勿論ありました。

 翻って、イスラム教に於てはモハメットにコーランとして、
それに基づく神の国を築ける程の完全な規約を与え、

一つの大きな共同体を作れる程のものを与えました。
 政治と言えなければ自治体の規約です。これも一つの自ら治める広義の政治です。

 他多くのこうした例が私達の転生の歴史に於て見受けられる筈です。
 
七賢人に合体して多くの善政を指導したことなど、
転生、合体の表から歴史的に立証されるでしょう。

 もう一つ、この主宰が私達天上界の政治への介入が不審と言われる根拠には、
今以て私達が宗教として現正法を説いているのではないことがお判りにならず、
啓蒙運動であるからには何れを批判、善導しても構わないものである、
全く自由な立場にあることさえお判りになっていられないことがあるでしょう。
 千乃様が私達天上界をして、世の諸悪を斥け、善と正義と信義を説くもの、
と繰り返し言われるのはそこなのです。

 世の諸悪の一つに政治が該当するならば、それを批判、世人訴えて是正させようとするのは、
尤も過ぎるほど尤もな動きではありませんか。
 私達は正法者にそれを使命と心得、その如く実践するようにお教えしている積りです。

 "宗教と政治は切離さなければならない"
という観点に立って私達に敢て反論されているとすれば、
この方は今も尚現正法が宗教であるとの錯覚に囚われ、それから抜け出られないのでしょう。

 主宰たるべきもの宗教を語るなら、キリスト教も学ぶべきであるし、
宗教と現正法の違いも悟るべきであろうかと思います。
 何方かが機関誌の質疑応答で論敵に答えたと書いておられた、その言葉を引用しましょう。
 "認識不足を改められよ!"
                                 (八十年六月九日)

天上界からのメッセージ - 神から授けられた正法