「慈悲と愛」79年12月号 「天の真理を、意志を伝えた言葉」 ラファエル様
(「天上界メッセージ集(84年7月初版)」78頁掲載)

 今月は掲載の寄稿が多く、メッセージに多くの頁を割くことは出来ません。
 しかし、大阪の集いの消滅を宣告された主宰のように軽率にも法話がないから、
或いは自分が納得しないから天は最早存在しない、などと安易に結論を下すことなく、
今月の正法講座も他の月と同じく素晴らしいものですから、
それから法を学んで頂きたいと思います。
 特に機関誌に執筆して頂く主宰や講師は、学識や悟りの深さを以て、
私達から自由に法を説く許可を与えられているのです。

 さて、御存知の方も多いでしょうが、
十二月は、人類のメシヤとして世界に迎えられているイエス様の誕生なさった月であり、
クリスチャンに取っても、私達天上界に取っても奇蹟の月です。
 今人類は再びその短い生涯に於て説かれた神の教えを噛みしめ、
光と闇、天使と悪魔、最後の審判、神による人類の救い ー 
の意義と役割について認識を新たにしなければなりません。
 特に今悪霊の跳梁甚だしく、GLA崩壊以来の主権奪回を狙って、
全国のいろいろな所に魔手を伸ばしております。
 彼等は偽の奇蹟と霊現象、霊示を駆使して、
七月以来遂に私達の集いの中にも滲透してきました。
 それもGLA会員を通してですから、
明らかにこれはGLAに巣喰う悪霊の動きと結論して差し支えないでしょう。

 既に発表されている離脱者、消滅を宣告された者、
GLA内外の高橋氏の法を説くと称して私達天に弓引く人々の如く、
悪霊に憑依され支配されて彼等の手先とならぬように、
常に真の物と偽の物とを見分けるべく心を落ち着けて深く考え、
天の法は何れであるか、何れに於ける天の証が真のものであるか、
ブッタ様の法、イエス様の法の真髄が統合された正しい流れは、何れに於て説かれ、
且つそれよりも新しく、精神を豊かにする価値を持つ法が説かれているか、
文明の持てるすべての知識と先人の智恵を照らし合わせて判断すべく、

心に問うて確信を得て下さい。
 生半可な知識では判り得ぬものです。

 あなた方正法者の中の智者に問うて学んで下さい。

 終りにイエス様の分身であるブレーズ・パスカル氏の素晴らしい至言を
あなた方の助言として書き添えましょう。

「奇蹟を合理的に否認することは可能でない。」
「どういう訳でかくも多くの偽りの奇蹟や偽りの黙示、呪術などがあるのかを私は考えた。」
「従って偽りの奇蹟の多いことから真の奇蹟はないと結論してはならない。
却ってかくも多くの奇跡がある以上真の奇蹟は確かにある。
真なるもののあるが故にこそ偽なるものがあるのだと結論しなければならない。」
不信者。 悪鬼の側に徴(しるし)が起るとしたら、
必ずそれより更に強力な徴が神の側に起っている。

 又、イエス様の弟子パウロの言葉から、
「不法の者が来るのは、サタンの働きによるのであって、
あらゆる偽りの力と、徴と、不思議と、又、あらゆる不義の惑わしを、
滅ぶべき者どもに対して行う為である。
 彼等が滅びるのは、自分らの救いとなるべき真理に対する愛を受け入れなかった報いである。
 そこで神は、彼等が偽りを信じるように、迷わす力を送り、
こうして、真理を信じないで不義を喜んでいたすべての人を、裁くのである。」
                     (テサロニケ二章九節~十二節)

 最後に古代ユダヤ人(びと)の信仰と智恵から出た言葉です。ソロモンの箴言と言われています。
子を懲らすことを、差し控えてはならない。
 鞭で彼を打っても死ぬことはない。
 もし、鞭で彼を打つならば、
 その命を陰府
(よみ)から救いことが出来る。
                     (箴言二十三章十三節~十四節)

天上界からのメッセージ - 神から授けられた正法