現象テープ№38 「ユートピアについて」
 82年1月17日 ガブリエル様現象
 私は、ガブリエルです。
 私は今日、ちょっと仕事が忙しかったので、さっきこの場に寄せて頂きました。
 そして皆様のお話を聞かせて頂きました。
 
 東京の集いが、何故冷たいのか。
 それは皆様もお気付きになっておられると思いますが、
 あなた方が正法を、根本的に捉え方を間違えているからです。
 イエス様も仰しゃいましたように、正法はあなた方の心を縛るものではありません。
 解放するものです。
 何故それを捉え違えたのでしょうか。
 それをよくお考えになって頂きたいのです。
 正法と正法流布活動は、何の為にするのでしょうか。
 ユートピアはあなた一人のものでしょうか。

 正法は、宇宙の法則、自然界の法則ということを、
私達は口を酸っぱくする程、あなた方に言ってまいりました。
 この言葉の意味を、あなた方はどの程度、理解されていたのでしょうか。
 お互いに何を遠慮しているのでしょうか。
 何故、言えないのですか。
 そこに偽我があるからです。
 主宰であるから、講師であるから、運営委員であるから、
皆それぞれの立場、役割だけなのです。
 何を履き違えたのでしょうか。
 お互いの心を開くということは、どういうことですか。
 もっと、温かさを持ちなさい。
 そして、言えない自分の心を見なさい。

 人に求めるだけでなくて、
 あなた方、人に求めるだけで、自分から何をしようとしているのですか。
 私達は、メッセージで言いました。
 "自ら何もしないで、人に求める者は、始まりもない"と、申しました。
 毎月のメッセージを、本当に、自分の都合のいい所だけを取るのですね、あなた方は。
 私達が、メッセージで幾らあなた方に、こう申しましても、それを自分のこととして、
一つでもいいから、それを自分がやってみようとして、努力してみて、
まだそれでいて、ご自分で考えを申されるのなら、まだいいでしょう。
 
 あなた方は、頭だけで判断して、その判断たるや、自分の好き嫌いであり、そして感情的で、
本当に理性で考えられている方は、ほとんどいないと思います。
 これは、あなた方が他から笑われまい、

失敗して、自分がかっこ悪いというふうな、自己保存の気持ち、
人からどういうふうに、思われるだろうか、常に人の目を意識し、私達の意向を伺い、
そして、只大人しく従っているという、そういう形だけではありませんか。

 それでは、何時まで経っても、進歩や向上はありません。賢くはなれません。

 千乃裕子様を見なさい。あなた方は、千乃裕子様をどのように捉えていられるか。
 私は過去にメッセージで申し上げた筈です。
 そして、その時に東京の集いのことも申し上げました。
 もう一度、お考え下さい。
 今日は、これで失礼致します。

天上界からのメッセージ - 神から授けられた正法