第五部　現象テープ　No.36「消滅について」　ガブリエル様

現象テープ№36　「消滅について」
　81年12月27日　ガブリエル様現象（霊媒　土田展子）
　私はガブリエルです。
　皆様方のお顔を拝見して、集いが始まった時と大分違ってきましたので、
天上界は安心しております。
　私達とて、こうなった（背反事件で、消滅宣告者が多数出たこと）からといって、
あなた方を見捨てる訳ではありません。
　これから始まるのです。
　ここで消滅についてお話しましょう。よく聞いて置いて下さい。
　私達天上界が消滅を口にする時に、不信感を持つ人がいます。
　何ゆえに不信感を持つか、それはあなた方で考えなさい。
　消滅とは如何なる人がそれに値するのか。どのようなことをした時それに値するのか。
　お話ししましょう。

　天上界に刃向う者、天上界の気に入らぬ者、
そういった感情的な評価で消滅を決めるものではないのです。
　人それぞれに性格があり、人格があります。
　人それぞれの生き方というものがあります。
　天上界はそういったものを認めないものではないのです。
　どういったものが消滅に値するのか。
　ユートピアを作る為に妨げになる者を消滅にするのです。
　人を惑わせた、讒言した、その為に正法活動が滞った、そのような時に消滅に値するのです。

　正法の仕事は二つに分かれます。
　一つは、あなた方人間自身の、あなた方自身の繋がりです。
　美しい交流を生み出さなければなりません。
　もう一つは何か。
　もう一つはそれに立脚するユートピア建設です。
　どちらが切り離されても成立しません。
　ですが人間側のこと、詰りあなた方側のことで、
私達はあなた方の中の仲間を消滅に値するとして宣告などはしません。
　それはあなた方自身で解決すべき問題だからです。
　あなた方自身のことは、あなた方で解決しなければならない。
　だから私達は消滅を宣告するにしても、その人自身の人格では決めはしないのです。
　人格がまだ整わない人は、修行すれば宜しい。
　そういったことなのです。

　消滅に値する人間というのは、繰り返して申しますが、
ユートピア建設、理想郷を作る為に、みんなが住みやすい、仲良くやって行ける、
そういった世界を作る妨げになる者を消滅とするのです。
　お解りですか?
　無闇やたらに消滅を宣告しているのではありません。
　今回消滅になった者のしたことを考えてみなさい。
　何人の者を惑わしましたか?
　人を傷付けるのと、人を惑わせるのと、どちらが罪が重いと思いますか?
　よく考えて下さい。
　まだまだあなた方は、判断が未熟な上に、人を見る目もありません。
　心の汚れた者が多い。気付かぬ者も沢山います。
　ですが私達はそれを今ここでどうこうと言いません。
　それはあなた方自身の問題だからです。
　
　私達はただ、一刻も早く気付いてほしいと思います。
　これはあなた方自身の問題です。
　あなた方自身であなた方自身を救わなければ、一体誰が救ってくれるのでしょうか。
　私達が毎月毎月メッセージを出しているのは何の為なのでしょうか。
　考えて下さい。
　そういったことを考えての上で、天上界とは何か、正法とは何なのか、
それをもう一度考えて下さい。

　これから東京の集いが良くなるのも、悪くなるのもあなた方一人一人の心掛け次第です。
　あなた方の心の中に真剣な反省があるか、
一人でも私には関係ない、私は解っている、そうだ、そうに違いないと思った人がいるならば、
もう一度考え直して見なさい。
　ここにいる全員は考え直さなければなりません。皆がそうなのです。お解りですか？
　それではこれで私の法話を終わりたいと思います。
　今日はどうもご苦労様でした。