現象テープ№7 「『天国の扉』出版お祝いの言葉と共に」 
 77年12月1日 イエス様現象(霊媒 土田展子
 私はまずあなた方に向って、労(ねぎら)いの言葉と慰安の言葉を掛けてあげたい。
 しかし、それは今あなた方には必要ないと思います。
 何故ならば苦しいことがあってこそ、後に来る楽しさが解ることであり、
悲しさが解ってからこそうれしさが解るものだからです()。

 私は、キリスト教、仏教、そしてユダヤ教、
そして高橋信次先生の創設されたGLAまでもが崩壊し去った時に、
天上界の者と同じように大きな打撃を受けていました。
 ですが、そのような裏切り、又は敗北ということを経験してもあなた方のような素直な魂の、
そして善我とは何かということを知っている魂が、地上に存在する限り、私達も存在します。
 
もし、地球上の人類が、あなた方のような人類を失ってしまったならば、
私達は最早太陽系にいる必要はないのです。
 私達は人類を、あなた方を善の方向に導いてゆき、
あなた方の為に正法を実行しようと呼び掛けをしているのです。
 ですから、そういう応じない人間が多い場合は、
私達は最早あなた方を見捨て去るを得ません。

 しかし、この正法の本の出版を契機に、眼前は開かれました。
 ミカエル大天使長の言われるところの、天へと伸びている道とは、
この本の中に全て啓示されており、あなた方もこの本を読めば、
今まで納得出来なかったことが納得出来るように思います。
 これからは、あなた方も幾度か辛いことに会うことが多いでしょう。
 
どんな苦難に遭っても、決して素直な心を失わずに、きれいな心を失わずにいるということが、
最後には勝利に繋がるということをあなた方に知って貰いたい為です。

 もし、あなた方がその苦難に負けて、悪の方向に善我を失った方向に走ってしまうならば、
あなた方は人生の敗北者となってしまうでしょう。


 曾て私はパウロやペテロにも同じようなことを申しました。
 そして彼等は忠実に私の教えを守って、キリスト教を世界に広めていってくれましたが、
そのことも今ではすっかり無と化したようです。
 何故ならば、キリスト教は、私の言いたかった本来の意味を失い、
戒律だけの、儀式だけの宗教となってしまいました。
 
そのことはあなた方も、目で見て耳で聞いてご存知のことと思います。
 内村鑑三の言うように、キリストなる大岩は決して崩れ去りはしません。
 同じように正法という不滅の岩は、
何時までも何時までも人々の心に燃え続けなければなりません。
 永遠という言葉は、正法の上にのみある言葉で、仏教でいう諸行無常という言葉も、
正法という、人々の心に不変の倫理には当てはまらないようです。
 物質はすべて輪廻を繰り返していますが、正法だけは何億年、何千万年の彼方から続いて、
何時までも何時までも不変なのです。

 ですから、あなた方もこれからどんどんと解明されてゆく科学の中に於ての正法を、
より科学的に証明してゆくということを、あなた方に私は期待します。
 私やブッタ様やモーセ様、そして高橋信次先生にしても、
科学と宗教の一致ということが、まだ一つ成功しませんでしたが、
あなた方の代に於ては、「天国の扉」でもう八分通り成功したように、
あと二分があなた方の双肩に掛かっているのです。
 ですから、私はあなた方になるべく多くの本を読み、なるべく多くの知識を頭に詰め込み、
そしてなるべく多くの人々の心に触れていってほしいと思います。
 正法を理解する為には、一般常識だけでなく、物理、地学、化学、生物、といったように科学、
或いは数学も重要な域を占めており、それらをはっきり理解しなければ、
正法ということを完全に理解することは恐らく無理ではなかろうかと思います。
 ブッタ様の時代にはそのようなことはありませんでしたが、今あなた方の世界に於ては、
科学的なことを抜きにして悟るといことは恐らく無理であろうかと思います。

 これらは心のあり方と同時に、宗教と科学の一致ということも含めて、
努めて一般に知らせねばなりません。
 今、「天国の扉」が出版されて、その契機が開かれた今、
あなた方は宗教と科学の一致ということを強く世間に、
世の中の人々の心に焼き付けて行ってほしいと思います。

 私達は肉体を持ちません。
 ですから、それが出来るのはあなた方だけであり、
私達の声を聞くことが出来るのもあなた方だけなのです。
 世の中に霊媒や霊能者はたくさんいますが、私達の言葉をそのまま受け取り、
私達の意志をそのまま世の中に伝えて行くのは、あなた方しかいないからです。
 それは、あなた方はマスコミや周りの人々を通じて良く分っていると思います。
 
 私達が望んでいるのは、新興宗教の確立ではなく、世の中の人すべての幸せなのです。
 世の中の人すべての幸せは、簡単に来るものではありません。
 寧ろ、世の中の人がすべて幸せになるには、私が言いましたように、
誰でもその人の主になりたい者は、その人の僕になりなさいということは、

このことにも当てはまるのです。
 
ですから、あなた方はこれから決して人の上に立とう、
或いは人より、より良い立場に立とうということは決して考えてはいけません。
 そこから私達の言う堕落が始まるのです。
 あなた方は常に人よりも貧しい立場にいなさい。

 あなた方は人よりも貧しいなりをしていなさい。
 何時までも何時までも心を貧しく持つことが、
あなた方の魂を美しく持つことの一つでもあるのです。
 私達の言う意味が解って貰えたでしょうか。

 それでは私のメッセージをこれで終わります。

参考。
 カリール・ジブラン著「預言者」より
 (喜びと悲しみについて)
「そこで、一人の女が言った。お話し下さい。喜びと悲しみについて。
 アルムスタファは答えて言った。
 あなたの喜びは悲しみの素顔。
 笑いの込みあげてくる井戸は、しばしば涙で溢れています。
 そういうことなのです。
 悲しみがあなたの存在を抉(えぐ)れば、
抉られたところにそれだけ喜びを貯えることが出来ます。
 あなたが葡萄酒を受ける杯は、まさに陶工の竈(かまど)で焼かれたあの杯ではありませんか。
 あなたの心を慰める楽器、リュートは、
元は小刀(こがたな)でくり抜かれたあの木ではありませんか。

 嬉しい時には、自分の心の奥を覗き込んでごらんなさい。
 すると見つけるに違いありません。
 曾ては悲しみの原因(もと)となっていたものが、今は喜びの原因になっているのを。
 悲しくて仕方のない時も、心の奥を覗き込んでごらんなさい。
 すると気付くに違いありません。
 曾ては喜びであったことの為に、今は泣いているのだ、と。

 あなた方の誰かが言います。「喜びは悲しみに勝る」と。
 すると或る人が言います。「いや、悲しみの方こそ」と。
 しかし私は言います。喜びも悲しみも分けることは出来ません。
 両方とも連れ添って来て、一方があなたと食卓に着いている時、忘れてはなりません。
 もう一方はあなたの床に眠って待っているのです。

 
 まことにあなたは秤のようです。
 悲しみと喜びの間に懸かっていて、空(から)の時にだけ静止し、平衡を保ちます。
 宝の持ち主が、自分の金と銀を量ろうとあなたを持ち上げる時、
 あなたの喜びも悲しみもあがりおりせざるを得ないのです。」〗

天上界からのメッセージ - 神から授けられた正法