第三章 天使の章

 (六) サリエル大天使
 この第二巻で発表されていることは、もう一度はっきり述べますと、
人類の一人一人が神の前にその罪の重さとその精神の病巣により裁かれなければならないという、
末法の世に生きるものとしては避け難い宿命的結末を迎えたということです。
 出来得ることならば、そのような事態を最後まで避けたく天上界は、努力致しました。

 しかしサタンの王国建設の執念の前に幾多の困難があり、その度重なる執拗な攻撃に、
三次元の方々が理解出来ぬ死闘を繰り返しました。
 多くの人々は高橋信次氏を通して迷える霊を救う為、
慈悲と愛の言葉を掛けるよう天上界が指示した ー
それを唯一絶対の除霊法と信じ込んでいられる所に誤りがありました。

 ベー・エルデのサタンは物理学者としての一生を終えた科学知識を備え、
九次元の能力と同等の能力を自分で案出した方法で身に付け、
その妻も同じ知的レベルの高い者でしたから、
霊界に於てありとあらゆる犯罪を犯し、三次元を悩まし、ベー・エルデを追われたものでした。

 地球に来て同じことを繰り返し、第二代目のサタンとされていたものがこの妻にあたるのです。
 第一代目のサタンは勿論夫の方です。それぞれに天上界の慈悲と愛により改心し、
三代目のサタン、ルシファーが地上にいた時には天上に上がっておりました。
 それがルシファーの改心と共に再びサタン化し、今度は二人で地上と天上を荒したのです。
 天上界は恐ろしい混乱を来し、その混乱の末、死闘が展開され、
ありとあらゆる科学的手法を用いて霊の多くは完全消滅にまで至ったのです。
 負傷などというものはありませんでした。お互い消滅するか、されるかだったのです。
 それ故死闘と申したのです。
 その科学的手法は公にはされません。その知識で又サタンが生まれるかも知れないからです。

 このように、ベー・エルデからは奇しくも神々と悪魔が地球を訪れたのです。
 そして神々は神と等しき人々を作り、

(精神に於て、作ったと言えばその意義は深いものがありましょう)
悪魔は悪の魂と精神を養成しました。
 これは神話でも何でもなく、真実の証として申し上げております。
 人間の中には本質的に存在する崇高さと獣性、

それは神から来たものと悪魔から来たものなのです。
 純真で美しい心の人が、ある契機を経て突然に堕落し、

或いは犯罪に走り、悲運の坂を転げ落ちる。
 これは四次元の悪霊の干渉に因るものなのです。
 

 生まれて間もなくより、
善霊に守り導かれて育つ人間の意識のどれだけがその人独自の意識と悟りによるものか、
それは驚くべきことに半分なのです。
 合体霊の意識が半分、
その人の肉体の親からの遺伝的性格(先天的なもの)と環境教育に因る性格(後天的なもの)
とが占める率が半分。
 そのようにして一個の人格が一生を通して形作られていくのです。
 その間に悪魔、サタンの誘惑があれば、それから抜け出る智恵と防御本能、
そしてその経験から習得した知識、そのようなものの集積が善我の歴史であり、

魂の修業とも申せましょう。
 絶えざる悪霊の妨害に、天上界は昔は、特定の方を除いては二人、
合体霊と守護霊のみが人間を守っていましたが、この最終的末法の世に至り、
三人の善霊が人間を守ることになったのです。合体霊と守護霊と指導霊と。

 今天上界は二月十三日を境に数が半数に減り、新たに死者の出る毎日、
少しずつ良き魂をその補充に当てていますが、今以て欠員が多くあり、
人々には、再び合体霊と守護霊しか残らなくなりました。已むを得ぬ処置です。
 
 しかし日々に増えつつある天上界の新しい魂達は、修行を始め、
漸くのサタン消滅を経て、明るい気運が漲っております。
 何故ならば天上界は審判と執行が終ったからです。三次元の方々も半数は裁かれました。
 執行はいろいろな形で行われるでしょう。
 そして残り半数は比較的少ない或いは全然裁くべき所のない方々です。
 それら半数が真に天上界に迎えられるべき人なのです。
 償いを済ました方々と、喜びを以て天上に迎えられるべき方々と。

 六大天使は罪の裁きについて、最後の審判の厳しさについて述べてきましたが、
私はその絶望から救われる人々について述べ、希望と未来について皆様に証したく思うのです。
 さて、医学、薬学というものは医療上の過失誤診などによる被害はさておき、
その目的とするものは人類の病を癒し、生命を救う尊い使命を持った神の業です。
 
 勿論すべてのこの社会福祉に貢献する人々が完全であり、その技術が優れているとは申しません。
 若い医師の中には、やはり社会風潮に迎合して、人格の至らぬ、医療を一つの技術としか考えぬ、
医師の倫理から見れば堕落した人々もおります。
 
 しかし全体として、医師、看護婦、社会福祉関係の人々の中には、
人類奉仕の精神と信念に基づき、激務に耐え、責任を果している人が半数はいるのです。
 これらの人々は特にその信念が強く理想主義的な人生を歩まれます。
 自分の一生を賭して人々を救う為に働くのです。
 それに比すと宗教家の努力など足元にも及びません。

 しかるに近年(七十年代)とみに医師の過失に対する、
或いは病院設備に関し、或いは医師個人の収入に関し、世間の非難、告発の風潮が過度に高まり、
生命を救うべき人々を呪うような不思議な現象が見受けられました。
 それはサタンの跳梁により人々が神に背を向け、

善霊への協力を拒否したのと時期を同じくしました。
 今より後、サタン亡き後、そのような考えは改めてゆかねばなりません。
 何ゆえか、それは私の説明を待つ迄もないでしょう。
 医師無き暗黒の時代もあったことを歴史の上で振返って見て下さい。

 天上界は、人々の悩みと苦しみを己のものに置き換え、
生活上のあらゆる犠牲も顧みず只人を救い、病を癒す努力を続ける医師達、
看護婦達、社会福祉関係の人々には、恵みと光を与えることを改めて告知致します。
 それは善霊の業
(わざ)であり、神の助けとなるものだからです。
 但し人命を預かるものの責任は大きく、東洋、西洋の医学を問わず、有害とされる治療、
却って人体の健康を害するような治療を行うものは速やかに改善或いは無くし、
自然の恵みにより与えられた人間の身体の健康維持の為、
又貴重な人材に社会により良く貢献する機会と場を与え、又その働きの期間を長くする ー
その為に医薬、治療法はあるものでなければならぬことを、社会の良識として医師は無論のこと、
一般人も心得ねばなりません。

 医師の立場に於ては、医学総会に於ける決定に於て
多数派意見による民主主義的或いは独裁的(保守的な意見による偏見や、権威に追従し、
或いは教授の派閥を作ることなどです)或いは非人格的に流れず、
たとえそれが一医師のものであっても、治療に関して如何なる新しい考えも研究も慎重に研究し、
少数の意見も良いものであればどんどん取り入れ、
今以て完全に理想的な治療法が発見されず、どこかに欠点、難点を抱えている現状を打破する為に、
一科学の部門として真剣に病因の解明に、治療法の改善に取り組んで頂きたいのです。

 こののち、地球人類が真に賢明なる人格となり、魂となり、
天上界を構成し、私達の後を受継ぐ方々となるかも知れません。
 その為にもあらゆる分野に於て最高の知識を目指し、人格と浄化を目指し、
如何なる悪とも迎合することなく、徳高き人々が医師の中から出られることを希望しております。

 何故ならばエル・ランティ様を含む七大天使がすべて過去に於て、
ベー・エルデに於ても、又地球上の転生の歴史に於ても、
医師としてあらゆる分野を研究し、責任と義務を果してこられたからなのです。

天上界からのメッセージ - 神から授けられた正法