第三部 神から授けられた正法
第三章 正法に生きる
 正法の悟りとは、実践とは、流布とは。

三節 正法の流布とは
現象テープ№27 「正法流布について」より
 80年8月11日 ガブリエル様現象
&「天上界メッセージ集・続」94頁

「正法流布の為に、自分に自信がない人は、自己確立が進んでいないのです。
 何故、自己確立が進んでいないのかお分かりでしょうか。
 それは正法に対する確信がないからです。
 霊のことを言うと人に笑われはしないだろうか、そういう心が必ずあります。
 そのようなものであって良い筈がありません。
 私達はこうして現に存在しているのであり、あなた方も又、こうして存在している、
これは同じ事実なのです。

 流布の活動は地味ですが、それだけに私達の見る目も大きいのです。
 派手な仕事よりも地味な仕事をするものの方を私達は重く見ます。」

小さな一歩は大きな一歩になるのです。地味な仕事を続けなさい。
 そうすれば必ず広まるでしょう。
 それは私達が確信を持って言えるのです。

 巨額の金を投じ、沢山の人を動員した宗教ほど早く滅びます。そのようなものなのです。
 寧ろたった一人で始め、そして、第一代の教祖が死んだ時には信者が少数に過ぎなかったが、
その後で広まるというケースが多いのです。
 私達のこれは宗教ではありませんが、そのように肝に銘じておいて下さい。

 今は分らなくとも、必ず分る時がやって来ます。それはあなた方に於てもそうです。
 今以上に、天国シリーズが正しかった、天の存在は間違いないと悟る日が必ず来るでしょう。

 誰の心の中にも天上界と私達が存在するように、
私達の中にも、あなた方一人一人が存在しているのです。
 あなた方は、敵の迫害に遭い、言葉のつぶてを投げられようとも、私達が傍らにいます。
 あなた方は決して一人ではないのです。覚えておいて下さい。
 又、正法者同志もそうであらねばなりません。
 私達が、あなた方に対して接するように、あなた方も正法者同志、
暖かく接し合わなければなりません。
 私達は時に厳しい言葉を言い、叱咤しますが、それは愛に他ならないのです。
 それは、叱られたあなたに対する信頼と、人類全体に対する愛情があるからです。
 あなた方一人一人に依って、人類に広められてゆくのですから、
あなた一人を叱ることに依って、人類全体を目覚めさせることにもなるでしょう。
 そういうものです。
 それでは、これで現象を終わりたく思います。
 流布活動頑張って下さい。私達も頑張ります。どうも有難うございました。」

〖備考
 天の真理を、救いを伝える為に、天上界は一人一人の善なる(神の)心に働き掛けて居られます。
 その思いを受け止めた人々こそ天と一つになって、
この地上から悪を一掃し神の国を築くことが出来るからです。
 共産主義や宗教(の組織)に飼い慣らされたマスコミや、
何十万という信者を持つ宗派を天上界は必要とされていません。
 天と繋がるのは、その人の善なる心だけであり、
真の神よりも、この世の多くの人々が認めるところのマスコミや宗派を盲信する者を
天は信頼されることはありません。
 天の声に聞き従う心を持っていない者を天が信じることはありません。
 天の意志を知って、真の神であると認める知恵を与えられた者なら、
神の思いに心が目覚めた者なら、
あなたが知った真の神を誰にも証さないではいられないでしょう。
(この世には偽りの神の伝える、魂を滅びへと導かんとする言葉が、
考えが溢れ、世の中に受け入れられているのに、
真の天上界のメッセージを知りながら何故伝えないでいられるのか、
そのように語り掛ける声が聞こえてくるのではないでしょうか?)

 人は素晴らしいものを知った時、人に伝えたいと思うものではないでしょうか?
 正法を伝えたいと思わない人は、正法の素晴しさが理解されていないだけです。
 神々の言葉と共に伝わるべき神の思いが人に理解されないのは、
神の為された目に見える業すらも知ろうとせず、
衆生済度(神の国建設)の実現に賭けた思いも、
サタンとその配下の妨害に屈しない勇気も、
何よりも神を求める人々に応えずにはいられない、
あらゆる苦難を乗り越えようとされた愛をも心に掛けることのない、
人類の無知と非情の所為です。

 神の思いの伝わらない心のままでも困らない(見えないものは意識しなくなるもの)
というのでは、神の愛の解らないままの心でも困らないというのと同じ意味でしょう。
 真の愛が解からなくとも自分の愛は本物と思われるのでしょうか。
 魂の研磨が何か知らなくとも、己が魂は知恵に生きていると、
心は目覚めていると思われるのでしょうか。

 心の目覚めぬ魂とは、地獄に繋がれた鎖も気付かぬほど地獄に飼い慣らされてきた魂とは、
為すべきことを知らしめる知恵の、行動を促す熱意のない、
人に、神に繋がる愛を持たぬ、他の思いの伝わることのない、
己が心に閉じ込められた、天翔る翼を広げることすら知らぬまま籠の中に、
自ら望んで生きる盲目の魂です。
備考終〗

天上界からのメッセージ - 神から授けられた正法