(一)一覧表

第一部 天の教え
第二章 最後の審判
一節 最後の審判の背景

 (二) 天上界の証言(「天国の証」より)
(無記名の証言は全てミカエル大王様によるものです。)
「人類の一人一人が神の前にその罪の重さと精神の病巣により裁かれなければならないという、
末法の世に生きる者としては避けがたい宿命的結末を迎えたということです。
 出来ることならば、そのような事態を最後まで避けたく天上界は、努力致しました。
 しかしサタンの王国建設の前に幾多の困難があり、その度重なる執拗な攻撃に、
三次元の方々が理解出来ぬ死闘を繰り返しました。

サリエル様

「最後の審判は私達天上よりの末法の世を浄化し、
地上に神の国の到来を迎える為の人々に与えられた試練の時でもあるのです。」

この度天上界の戦いで出た半数の裏切りに加えて、
高橋信次氏の生前のあれ程の善行と徳行にも関らず、 天上界に於て天上界を裏切り、
悪魔とも見える行為を為した。
 それが天国の規約を一層厳しいものにし、
永遠の生命を一層数少ないものにしました。

ラグエル様

(1) 七六年六月二五日 高橋信次氏の死
「高橋信次氏は、御在世中は実によくその任を果たされ、ミカエル佳子嬢のことと、
理論追及が不完全であったことを除いては、
天上界に上がられる時は使命の完遂者として快く迎えられ、
その後一年程は私達の協力者として四次元より千乃裕子様を助けられたかの如く、
表面上は見えました。」

(2) GLAの愚行と天への妨害
 高橋氏の死後、GLAはサタンに支配された。
「その死と共に、高橋氏の誤った継承者の発表が残され、同氏に奉げた人々の献身は、
迷路に入り込み、再び魔の跳梁は激しく、この世の滅亡を求めて荒れ狂ったのです。
(中略)
(佳子嬢は)サタンに意識を支配されて正法反対派にまわり、正法を説く必要なしと主張
(中略)
(サタンの言葉を)あたかも私(ミカエル大王様)の言葉ででもあるかの如く威厳を以て語られ、
講演された」

 人に書かせた本を自分(佳子嬢)の書いたものとし、天上(から)の書として出版。
「(この本は)はっきりとサタンがその息吹を吹き込み、
その波動を(天の)光の代りに流しました。
 読む者すべてがサタンの憑依にあったのです。
(中略)
 ミカエル佳子を教祖とするこの新宗派は偽の霊示(サタンによるもの)を出し、
 作り上げた神話を、著作を通じて発表しました。」

「GLAは新しき法灯のどの人をも受け付けず、
只自分達と自分達のメシヤを崇拝する人のみを会員にしました。
 それ故にミカエル佳子嬢を頂点に巨大なピラミッドを築こうとしたGLAを天上界は排除し、
会員を逆にGLAから離反させました。
 内部の上層部でも見識のある方はミカエル佳子嬢の行動を批判、忠告致しましたが、
周辺の幹部が受け付けず、逆に批判、忠告する者を陥れる策を巡らしました。」
エル・ランティ様

"GLA外部の者による妨害"
「大天使サリエル(当時千乃氏は、サリエル様の本体と公表されていた。)を、
曾ては悪の化身として地獄の王となったルシファーの魂の兄弟であると述べ、
読む人にこの天上界が悪魔と通ずるものであるかの如く印象を与えました。」

(3) 天上界によるGLAへの働き掛け
「天上界の声明書でもある天上の書の第一巻『天国の扉』に於て私(ミカエル大王様)
及び高橋信次様は、はっきりと御息女の誤りを指摘し、
その反省と、行いを改めることを勧告致しました。
(中略)
 高橋信次様はお嬢様の守護霊となって、御自分の過ちを気付かせるように、
如何なることも為し得る能力を与えられていました。」

(4) 七七年三月頃 天上界はGLAから千乃氏の集まりに移行
 天の指導の下、千乃氏は悟りを開かれ、GLAに入会しようとするが、
GLAは千乃氏の悟られたことを、後継者であることを認めず入会を拒否。

(5) 七七年四月十三日 魔王ルシファーの改心と天の赦し
(ルシファーの合体霊であった)天使ルシエルの心を通して
善なる心を取り戻したルシファーは、天上界に帰ることを許された。

(6) 七七年五月 サタン・ダビデによる襲撃
"ダビデは魔王ルシファーを脅迫(ダビデへの不従順は死であった)し地獄霊を恣意に行動させた"
"常に虚言で表面を繕い、三次元の悪はルシファーと地獄霊の所為にしていた"
"これらのことは天上界に帰ったルシファーによってエホバ様に証言された"
(千野先生証言)
 傀儡のルシファーが天上界に許され(その心はダビデの憎む天上の心となり)、
エホバ様にダビデの目論見(天上界によるユートピア計画を破壊し、替わりに地獄を齎す。
 そして天上界を、善霊を消滅させる)を証言した。
 ルシファーの陰に隠れていた本当の悪魔が天上界の前に現れた。

 サタン・ダビデが悪霊を従え、千乃氏と守護する七大天使の生命を奪うため襲撃する。
 一月の間、死闘が続いた。

(7) 七七年十二月 天上の書第一巻『天国の扉』出版
「天上界は遂に決意し、その正しい後継者である千乃裕子様に、
私達の真意と方針を三次元の方に知らしむべく、『天国の扉』を編纂、執筆して頂いたのです。
(中略)
 彼(サタン)等はその天上の光を齎す書を世に広めぬ為、
あらゆる手段を用い、策略を弄しました。」

(8) 高橋信次氏の背反(原因と背景)
「親と子の執着、己の財を投じたGLA存続への執着、
そして己を慕うGLA内外の人々、及び著書の読者を失うことの恐れと、
己の名声、それに連なる我が子のこの世的な名声と地位を守らねばならぬ、
これも悪霊、憑依霊に共通する心であり、執念でした。
(中略)
 GLA存続と御息女の健在を願うこの方は、完全に生前の徳の高さを忘却し、
三次元の執着に憑依する憑依霊と同質のものとなってしまわれたのです。
 その心は後に悪霊と化したのでしょう。
(中略)
 四次元から(天上界の立てた後継者)千乃裕子様のお働き(天が認めたその人格、知恵の高さ、
天への信義等)に日々接しながら、御自分の実子を後継者としておいてほしい、
霊能が優れ、学問をしさえすればいろいろなことが可能になるから、とお頼みになったのです。

(注。
 息子は総理大臣の器であると信じるダメ親父(元総理)と同じ心理でしょう。
 そのような親ばかに育てられた未熟な人格に、
天上界が人類の未来を託せる訳がないではありませんか。

 論語には、孔子先生の推薦される者を国の役職に招く
(役人になりたくて入門する者が多かった)話が載ってますが、
孔子様がある弟子に役人の口を紹介した所、
自分はまだ自信がない(まだ十分に修行した身ではない)と辞退すると、
孔子様はその謙虚な姿勢をとても喜ばれたとあります。
 己の能力に自惚れることなく、力足りないことを謙虚に認め、
向上しようと自らを研磨する者を天上界は信頼し、
その者の生きるに相応しい世界へと育て導かれます。

 総理としての能力を持つ者が自分以外にいないのなら別ですが、
人の能力の在るを明らかにされても、人を軽んずる心故に見ても見ず、
虚栄心から己が能力を慢心する。

 周りが扱いやすいからとおだてられたのを真に受けて来たのでしょう、
ぼんぼん育ちで立派な人格に育った者などいはしません。
 親の七光りの通用する世界に、自ら優位な位置に身を置こうとする者は、
自ら成長の芽を摘んでいるのです。

 真に子の成長を願う親ならそのような育て方はしません。
 このようなダメ親子に国家を委ねようとする日本国民を見れば、
"私達が義というものの本質について、どのように験され、鍛えられ、
年月を通じて正しい判断力を備えるべく教育されてきたか、
あなた方にはお判りにならないでしょう"
と言われたラファエル様のお気持ちが
納得されるのではないでしょうか。
 孔子様のお弟子のような謙虚さがあれば自らを磨くことも可能でしょうが、
慢心するようでは先が知れてます。注終)

 しかし、私は千乃裕子様の七歳の時より(合体霊として)おそばにおり、
意識を通じて日々賢明な方に育つようにお守りしております。
(中略)
 そして千乃様が七歳になるまでは
エル・ランティ様が御自分の慈悲と愛の心、人類愛と人類救済の使命感を与えられました。
(中略)
 ミカエル佳子嬢の生命を奪う以外にはGLAを目覚めさせ、
解散し新たに一人一人が法の継承者として、『天国の扉』で高橋信次氏が説いた如く、
世界にその輪を広げて行く方向に向う道が無かったことからの、高橋氏の裏切りでした。」

「人の一生は儚(はかな)く、生老病死の域を超え、神秘のベールを通り抜けて素晴らしい天国に
(高橋信次氏は)迎え入れられ、美しい鳥の歌声を聞き、
人々の語る徳の言葉を聞き入ったのも束の間、地獄霊の処置、
ルシエルの帰還やルシファーの改心と赦し、
そしてサタンとの闘いが開始され、心の休まる日もなくなりました。
 そしてその間心に芽生えた偽我に天上界を裏切り、それが赦されて後、
次元を一番下の界にまで落とされ、その後情状を酌量され如来界に帰され、そして再び裏切り、
その度重なりから遂に永遠の生命を失うまでまことに数奇な運命となりました」
ガブリエル様

(9) 高橋信次氏の背反の所業(天への妨害)
「高橋信次氏はGLAの無法振りを修正、統制もせず、責任回避をして、
私達にその任を委ねました。
 囮の団体を作ったのは私達ですから、出来るだけのことをしました。
 しかし、あろうことかGLAのミカエル佳子のみへの献身によるメシヤ教的一貫した態度が、
外部の努力と私達の努力で高橋信次熱が戻ってくると、
高橋信次氏は天上界への裏切りを計りました。
 サタンとは別行動で天上界の善霊を味方に引き入れ、半数を裏切らせたのです。
 そして三次元に働き掛けさせました。裏切りは昨年(七七年)の二月から始まりました。
 裏切った天上界の善霊は最初五分の一、そして四分の一、そして三分の一と
二箇月毎に増えていきました。
 超能力を持つベー・エルデからのサタンは私と同じことが出来る知識と能力を持つが故に、
三次元は何が真実か分からなくなりました。

 その上高橋信次氏も別の所に於て『天国の扉』の出版を遅延させ、売れ行きを抑え、
書店での販売方法を巧みに操り、出版社と私達の努力を無にしました。
 千乃様のお母様の知人をして次々と裏切らせしめ、
私達の法灯と目した人々に天上界不信の念を与え、天上界の為に正法を説かせなくしました。
 高橋信次氏の誤った正法を説き続けさせるよう一人一人を天上界に背反させ、
結果は高橋信次氏を筆頭とする新しい偽我の天国を作ることになるところでした。
 そして千乃裕子様の生命と七大天使の生命とを、
サタンとその配下と高橋信次氏とその支持者で二度も狙い、危くせしめました。」
エル・ランティ様

「巧妙に私達と共に働き、GLAに自己の実在を知らしむべく外部から呼掛け、
私達の書(『天国の扉』)に一章を費やして声明を出しながら、裏側ではサタンとは別に
善霊を用いてミカエル佳子嬢擁護GLA幇助(ほうじょ)に廻ったのです。
(中略)
 裏面にて私達(天上界)を欺き、
天上の書である『天国の扉』を普及させること及び読者の行動、意志をも阻害し続けたのです。
(中略)
 七七年二月からの高橋信次氏の働き掛けで三次元からの妨害
(発覚は七七年十二月の『天国の扉』出版妨害の頃)も一際厳しく、中野裕道氏
(「日本神学誌」の発行者で天上界のメッセージは、その時までこの誌に於て発表されていた
をして、早くもその年の十二月後半に天上の書か疑わしいとまで発表せしめ、
あまつさえ、私達のメッセージを独断で彼の主宰せる日本神学誌から閉め出しました。

(10) 七七年十二月 最後の審判の開始
「そして遂に(最後の)審判が中野氏という天上界より権威を与えられた者の
天上界への裏切りの時より始められたのです。」

(11) 七八年二月二日から十三日 天上界の死闘
("最後の審判"と共に(ダビデによって)預言され、"ハルマゲドン"と呼ばれた)死闘は、
サタン・ダビデの死と共に天上界(善霊)を滅ぼそうと反逆した悪霊の壊滅により終焉を迎えた。

(12) 高橋信次氏に下された審判
「千乃様の生命をサタンと共に狙い、攻撃したという事実が二度あったのです。
 サタン消滅後は、彼一人でサタンと同じ手法を用い、
今度は天上界に刃向って千乃様を守る七大天使を巧妙に滅す手段を試みました。
 それにまたもや手を貸す者がいたのでしょう。
(中略)
 GLAの愚行、ミカエル佳子嬢の虚言は人々を迷路に導くのみであり、
悪霊の憑依で会員の多くを不幸にしていた事実(それも心正しき人のみを)
が次々と明るみに出て来ました。その上での天上界の決断でした。」

天上界からのメッセージ - 神から授けられた正法